WENDYS the BASEBALL BANDITs メンバー紹介

            ふぁ
明美     しるく
  聖          まゆ子

        じゅえる
   志穂美


色は順次着いていきます)

蒲生弥生 3月3日 3番ピッチャー(時々ファースト)

 本編の主人公。県立門代高校生徒会副会長(実質は最高権力者)
うえんでぃず主宰キャプテン。
 正義感に富みリーダーシップがある。不正を許さず、常に理想に燃え全力で努力し、勝利実現させてきた。
 権力主義者であるが、自分の理想を実現させる為にはそれもやむなしという主義であり、むしろ現実に役に立たない議論をうだうだしていた前の生徒会をなかばクーデターのように乗っ取ってしまい、現在は新たに生徒会長を立てて自らは副会長として大老、執権政治を行っている。
 成績もトップクラスの優等生ではあるがその事は行動の前提条件として特に前面に押し出したりはしない。むしろそれを武器に教師に対しても遠慮とかいうものがなく強硬に筋を通すのでたいそう煙たがられている。
 少しへそ曲がりなところがある。出来ない、と言われた事はやってみせてやる、と思ってしまう迂闊さがあり、結構墓穴を掘る事も多いが、すべて自力で解決をしている。

 ただし独創性というものはあまり持たない。その分野は八段まゆ子に依存する。

 背が低い。(公称150cm) 腰まで届く艶艶とした先細りの髪を持つ。
 非常に敏捷で運動能力と反射神経、動体視力に優れてスポーツも万能であり、さらには戦略眼まで持っているので何をやらしてもよく出来る。が、出来過ぎて通常のスポーツでは満足できなくなり、自らゲリラ的美少女野球団ウエンディズを結成する。

 お化けも虫も蛇も恐くないが、夏場になると茹だって動けなくなってしまう。
 「蒲生弥生」であるから、揶揄して「なまこ」と呼ばれる事があるが、その時は強烈な報復を覚悟する必要がある。

 両親共に中学校の教師で小学生の弟と二人兄弟。祖父母(父方)も健在で同居している。古くて大きな農家に住んでおり祖父母は日々農作業に勤しんでいる。イヌ(忠犬10歳)あり。

まゆ子「弥生ちゃんです。弥生ちゃんは実は可愛いんですよ。」

弥生「そういう言われ方はなんか照れるなあ。」

八段まゆ子 5月13日  5番ファースト(時々キャッチャー)

 ウエンディズの参謀。科学部に所属。
 基本的には理系の人間で、あらゆるジャンルの陰謀に長け、いろいろな発明をして皆を苦しめる。特に武器の開発には才能を示す。
 性格は温厚で理系によくあるような冷たいところが無い。ただ行動力があるかと言えば、弥生ちゃんに引きずられている所が大きい。弥生ちゃんのする事には嬉々としてついて行く。

 身長167cm。結構大きい。髪の毛はちょっと重たい。
 体質的に太り易いという欠点があり、中学生の時には「フローレン」というあだ名であった。ムーミンに出て来たフローレンのようにころころとして可愛いという意味で、じゅえるが付けた。
 身長が伸びたのに体重はそのままの状態を維持した結果完全に問題の無いプロポーションになっている。が、バストだけはそのままであり巨乳である。頭と胸に脳味噌がいっこずつある、と言われている。

 家は山手の住宅街にある築三十年の古い家。まゆ子の部屋はほとんど倉庫と化し足の踏み場も無い状態になっている。どらえもんと一緒で押し入れに寝る。家族は両親と三人の一人っ子。結構甘えんぼである。

弥生「まゆちゃんは、つまりマッド・サイエンティストと思っとけばいいわけだ。」

まゆ子「心外だなあ。私は現実に実行出来ない事を考えた覚えはないんだもん。それに私はモノより制度とかの発明に活躍してるんだもん。」

衣川うゐ 1月21日  1番サード

 通称しるく。 元は衣川16万石の当主の末娘で世が世ならお姫さま。
 性格は極めてしとやかで誰に対しても嫌な顔を見せたりはしない。思いやりがあって優しく良く気がつく。笑顔を絶やさず誰もが親しみを感じる。
 衣川家伝一刀流剣術の使い手でそこらへんの男子剣道部員ではまったく歯が立たない。もっとも私立のお嬢様高校でなく県立普通科高校に来たのは、女子では剣の稽古の役に立たなかったからである。
 ウエンディズでも戦闘部隊の最前列を努める。果断で最後まで皆の為に踏みとどまって戦う。
 先頭打者として相手ピッチャーを打球で狙撃するという特技を持っている、が、逆にそれ以外の打ち方を知らない。

 色が白く髪がふわふわしている。身長164cm、けっこう筋肉質。

 元衣川藩別邸のとてつもなく大きな屋敷に住んでいる。兄が3人居る。
 名家のお姫さまという立場上、公的な場に引っ張り出される事が多く多忙な日々を無理やりやりくりしてうえんでぃずに参加している。

弥生「しるくは、考えてみればあんまり危ない事させる訳にはいかないなあ。」

まゆ子「よく考えてみなくてもそうだよ。あんまり自己主張しないけど、私達ずいぶんとしるくには依存してるよ。」

弥生「あとで拝んどこう。」

不破直子 8月19日 4番キャッチャー(時々ピッチャー)

 ウエンディズの主砲。園芸部の実質部長であり中興の祖。
 酒屋の娘であり商売人の子として当然のようにお金にうるさい。園芸部を野菜等売り物になるものばかり栽培するようにしてしまった。
 が、金にうるさいといっても非常識なほどではなく、むしろまとも過ぎてうえんでぃずにおいては物足りないくらいの普通の子。あんまり今風の女子高生とは言えないが、「植物を愛する」という冠をつけて説明すると、たいていの人は納得する。
 巻き込まれ型の性格なので、弥生ちゃんの引き起こす騒動は結構愉しんでいる。

 身長176cm でかい。ぬめっと白い長い脚が自慢。
 酒屋の配達に手伝いをするので筋肉が付いている。

 ウエンディズでは戦闘部隊の最前列で体格を生かして活躍をしている。大柄な割には小回りが効くのは頭がいい証拠なんだろうが、成績はあんまり良くない。悪くも無いけど。

 商店街の酒屋に住んでいる。一人娘。配達用のスクーターに乗っている。
 かっては米屋の娘と質屋の娘とでトリオを結成していた。

まゆ子「ふぁは、あれはあれで結構つきあいいいよね。」

弥生「そう言われてみれば、うえんでぃずって金にはならないのによく付いてくるよね。」

まゆ子「ひょっとするといい人なのかもしれない。」

弥生「ひょっとするとね。」

石橋じゅえる(寿得瑠) 11月10日 7番セカンド

 うえんでぃずの会計担当。せこい。小市民である。いつもいつも逃げようとする。
 本来は文芸部でやおい小説を書いていたが、まゆ子の友人であるのでうえんでぃずになしくずし的に加入してしまった。
 栗色の髪がさらさらした、文句なしの美人である。見た目は今時の女子高生というのにかなり近いのだが、いかんせん性格が悪かった。
 弱い。体力的にかなり劣るのでウエンディズでは戦力にはならない。ただその分悪知恵には長けているので、まゆ子のよき相談相手になる。

 身長161cm 黙っていれば人形の様に美しい。口が悪い。私立文系。

 父親はとある大企業の部長だとかいう。結構立派なマンションに住んでいる。

まゆ子「じゅえるはいかんねー。こうしてプロフィールを書いてみるとますますいかんね。」

弥生「ほんとーに、いいとこ無いね。改めて見直してみるとほんとーにだめな人間だね。じゅえるって。」

まゆ子「実物に会ってみれば結構いいんだけどね。美人だし、男の子には人気はあるんだよ。姿はいいから。」

弥生「実物は、そうだねえ、このプロフィール間違ってないんだけどねえ。」

相原志穂美 2月27日 6番センター

 霊感少女、いや巫女的性格のきつい人物。霊能力を持ちながらまったくそれに敬意を払わないという傍若無人な性格。お化けは見ようと思わなければ見えないらしい。もっとも見えた所で何もびびったり怖れたりしない。むしろ幽霊の方が志穂美の祟りを怖れて逃げていくという感じがする。
 断定的であり戦闘的であり破壊的でもある。
 負けず嫌いで何事に関しても一生懸命であるが、あまりにも一生懸命過ぎて周囲が迷惑する過激な生き方を貫いている。
 どこに行っても一番目立つ存在なのだが、本人はそれに対してはあんまり配慮はしない。一般の普通の生徒たちに混ざっていれば、彼女の言うことには誰も逆らえないような威圧感があるのだが、他人を支配しようという性向は無いので、周囲の人は触らぬ神に祟り無しで敬して近寄らずという態度を取っている。
 そういう特異なキャラクターだから、弥生ちゃんのウエンディズへの勧誘に真っ先に引っ掛かった。弥生ちゃんとある意味対極を張る人物。

 容姿は端麗である。身長169cm、すらっとして人目を引く。孤高の、という形容がぴったりとする。

 中学生の頃は陸上競技部に所属していて足が速くウエンディズでも重宝している。
 だが正確さに欠けおおざっぱにバットを振るので球に当たらない。むしろ守備で活躍しており、ライトレフトが当てにならないので外野をひとりで守っているようなものだ。
 戦闘要員としては欠かせない。非常に戦闘力が高い上に性格が苛烈であり敵に対して容赦が無い。単独行でも心配の必要が無い大丈夫な人。
 現在は書道部に在籍しているが、字が汚い。おおざっぱだから。
 成績もかなり悪い。おおざっぱだから。もっとも本人は成績なんかまったく考えた事が無いようだ。

 趣味は浪曲。特技としては料理が結構出来たりする。特に魚を三枚に下ろしたり捌いたり生きたまま茹でたり海老の殻を剥いたりするのが得意だが、化学調味料が大好きでなんでもかんでも同じ味にしてしまうのが難点。

まゆ子「志穂美は、・・・・・・これも凄いね。」

弥生「これはただ者じゃないね。まったく書かなくちゃいけない事がいっぱいある。」

まゆ子「実際、ウエンディズ全体のカラーを作ってるのは彼女かもしれないね。弥生ちゃんじゃなくて。」

弥生「ともかくアレは目立つ女なんだ。」

相原鳴海  5月30日 2番ショート 中学生

 相原志穂美の妹。うえんでぃずには姉の参加を聞いて自発的に加入した。

 姉に似ず非常にフレンドリーな性格でとても素直。弥生を尊敬している。
 運動能力、反射神経に優れており機転が効きとても役に立つ。
 姉とはまったく正反対の性格であるが、だからといって仲が悪いという事も無く、むしろ姉も尊敬しているような所がある。が、真似のしようが無いから代わりに弥生を目標にしているらしい。

 身長142cm、まだまだ伸びる。左右に髪を下げている。

 ウエンディズにおいては野球に関してはとても役に立つ戦力なのだが、戦闘に関しては軽過ぎてあまり使えない。また高校生ではないからいつも都合がつくという訳ではない。

 家は通りの辻にある建て売り住宅に家族で住んでいる。姉と妹の二人姉妹。
 駄犬ピカード(3歳)を飼っている。この名はとある航宙艦の艦長の名前だ。

弥生「鳴海ちゃんは頑張ってくれてるねえ。」

まゆ子「あの子を見ていると心が洗われる気がするね。」

弥生「姉があれで、どうしてこういういい子が出来るかなあ。わたしもあんな妹なら欲しいー。」

祐木聖 12月8日 8番ライト

 沈黙少女。ほとんど何も喋らない。というか声が異常に小さくて注意して聞かなければ何を話しているのか分からない。
 非常に複雑な性格の優れた知性の持ち主であるらしい。宗教哲学歴史風俗故事来歴犯罪や毒物についての幅広い教養を身につけている。神秘主義者でもあり特に黒魔術に関してはすでにエキスパートの域らしい。その手の古書を百冊以上蒐集している。その為の独自のネットワークを持っており昔ながらの文通という手法でコネを作っているのだが、その筋ではかなりの有名人、たぶんある種のネットアイドルになってしまっているらしい。古書はその筋からの貢ぎ物という訳だ。

 ウエンディズには本来まったく関係の無い筈だった。というか、身体が弱く体温が上がり易いので体育の時間はほとんど見学をしており、野球および戦闘訓練を主とするウエンディズに加入するなどほとんどあり得ない事だったのだが、木の陰からグラウンドの弥生を覗いていた所、入りたいのではないか、と弥生に誤解されてむりやり加入させられてしまった。
 実はこの時、弥生が試験の席次で学年一位を取り、女子で二位だった聖がどんな奴だか調べに来ていただけだという。

 身長146cm、小柄で軽量、運動能力ほとんど無し。ただしウエンディズに加入した後、劇的に運動能力が向上している。が、それでも十分貧弱である。体温が上昇し易い体質であるので夏場に弱い。水泳はなんとなく出来る。というか、クラゲみたいにぷかぷか浮いているだけだが、ともかく溺れない。

 戦力としてはほとんど使いようがないのだが、バットにボールを当てる事が出来るので大雑把な志穂美や逃げ腰のじゅえる、ボールを見ても振らない明美よりもなんとなく使えていたりする。戦闘力は本当に無いのだが、むしろ聖をかばいながら継戦能力を維持するという非常にむずかしいミッションを日頃鍛錬している事になり、ウエンディズの底力をアップするのに役に立っているらしい。

 趣味はカラオケ。外国のそれも宗教関係の、いわゆる賛美歌の類いを歌う事だが、この時はとんでもなく大きな声が、それも純粋で音程の狂いの無い、人間業とは思えないような声が出る。天使のような、というより悪魔が歌っているかのようなものだと、聖本人は思っている。

 本人は自分の事を毒舌家だと思っているのだが、誰も聞こえないから害は無い。

 家は学校の近くの古い町並みにある建て売り木造住宅。父親は外国に単身赴任しており、母と祖母と女だけの家族。母親はウエンディズに加入した事で聖の生活が激変して元気になったのを涙を流して喜んでいる。

まゆ子「ひじりっちゃんです。聖ちゃんはホントはウエンディズに入る気無かったんだね。」

弥生「そうだったのかあー、まあお友達になれて良かったな、ってとこかな。」

まゆ子「弥生ちゃんもたまには良い事もするって事で。」

山中明美 4月7日 9番レフト

 明美は間の悪い女だ。
 性格はちょっと押しの弱い、でも善良な、ごく普通の女子高生なのだが、なにかと星回りが悪く貧乏くじばかりを引かされている。どんくさいからクラスでいじめにもあっていた事もある。
 頭はあんまり賢くないし成績も良くない。後ろから数えた方が早い、十指に入るという有り様だが、結構努力もしていて現状でももう目一杯である。しかしながら門代高校はこれでも進学校なので、入れただけでも大したものだ、と他人からよく言われていて、本人はそのギャップに困っている。

 とはいうものの、不幸に比例するように耐久力だけは人一倍あり、打たれ強くスタミナもある、という訳で、傍目には結構のんきそうに見えるのがちょっと可哀想。

 本来は図書部員で現在も当番で入っているのだが、図書部の新聞を作るのにまゆ子に記事を依頼して催促に行ったのが運のつきでウエンディズに入れられてしまった。当然のようにウエンディズにおいても貧乏くじばかり引いている。が、他のメンバーは明美のおかげで不幸を免れているとも言え、無くてはならないメンバーである。

 身長159cm、容姿は10人並みよりちょっといい程度だが不景気さが災いしてあんまりぱっとしない。特に、派手に目につく美人揃いのウエンディズにおいてはひとりだけ穴が空いたような寂しさだ。髪もあんまり奇麗じゃない。やつれてる、と見えないでもない。

 運動能力は、普通だ。普通の女子高生の標準値で、ようするにあまり使えない。
 要領が悪いので野球でも使えず、戦闘においても足手まといだが、一応は人数の内である。敵の攻撃が明美に集中する特性を利用して、相手の行動や集団運動の制御とかが出来たりする。

 家は公団住宅で弟が二人も居る。狭い。両親共稼ぎなので長女の明美が家事の大部分を受け持っている。故に家庭的と言ってもよい。特に料理に関してはウエンディズでは一番の腕である。が、その味つけが貧乏くさいのは仕方がない。

 祐木聖とはウエンディズで一番の親友になった。いつも一緒に居る。でも聖から勉強を教えてもらうのは二人の特性上ちょっと不可能のようだ。

弥生「うーーー、こうして文字にすると、明美ちゃんはけなげだね。」

まゆ子「本当に、涙を禁じ得ないとはこういう時に使うんだね。」

弥生「でも、この運の悪さ、間の悪さこそ明美ちゃんの真骨頂で、これが無いとお話しにめりはりが付かないのよ。」

まゆ子「まっことウエンディズには欠くべからざる人材だね。」

山中明美 4月7日 補欠(弥生たちよりも一学年下)

 通称二号。山中明美と同姓同名姿形も誕生日も血液型も同じ。性格もまったくのコンパチであるが、一歳若いだけあって新型は旧型の1.5倍の能力を持っている。
 運動能力においても反射神経にしても身体能力にしても知能にしても、おおむね1.5倍くらいの体感性能を引き出している。デキのいい明美である。
 だが残念な事に運の良さも1.5倍であるので、明美本来の特性が生かせておらず行動においてなんらの特異性を示さず、一号と同様のメリハリの効いたストーリー展開が出来ない。
 それに能力が向上しているといっても所詮はベースが明美であるので、一般の女子高生並みでしかなく、やはり使えないのは一緒だ。

 身長も159cm。まったくスペック上は変わらないのだが、なんとなく一号よりも気品があって優雅で美しいような気がする。

 ウエンディズ唯一の一年生であるので結構期待されている。それに、一号よりは当てになるので次期ウエンディズ主将候補の筆頭である。戦闘能力は、まあまあ。あまり多くは期待出来ないが、そつがないので、まあ満足すべき能力と言える。
 補欠として、現在は主要メンバーの補佐役に回っている。

 家庭環境は、アパートに住んでいて一号よりはお金持ち。兄がひとり居る。去年の夏オーストラリアに家族で旅行に行って来た。

まゆ子「我らが期待の星、明美二号です。」

弥生「悪くはないんだけどねえ、うーーーん、いまいちパッとしないんだよね。仕方ないんだけど。」

まゆ子「インパクトが無いのよ。一号のインパクトが強過ぎるってのもあるんだけど。」

弥生「やはり人間そこそこ整っているのよりも、何か一つ飛び抜けたものがあった方がいいって事かな。」

まゆ子「その点一号は見事なものだよ。」

弥生「うん! あれは見事だ。」

   
   
   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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