弥生ちゃんの部屋

 

 

 現在弥生ちゃんは

ウエンディーズNo.1 衣川うゐ(しるく)の屋敷にある

座敷牢に押し籠められています。

まゆ子「弥生ちゃーん、ほら! 魔剣Xだよー。」

弥生「ぷい」

M「ほらあ、ね、すごく面白いんだから、これ。」

弥生「・・・・どうしてこれがここにある。」

M「ぎく!!」

弥生「どうしてこれを買ったんだと訊いている。」

M「だ、だってほらーさ、あれよ、「しぇんむー」延期になっちゃったじゃない。

  だからこれ代わりに買ったって訳じゃない。面白いのよ、これ。

  しぇんむーにだって負けないんだから。」

弥生「それを買ったって事はしぇんむー買わないって事でしょうが!

   折角年内に発売が決まったっていうのにそれ買っちゃったら買えないでしょうが。」

M「・・・そ、そういう事かしら。」

弥生「私がここから出られるのはしぇんむーが発売になったらって約束はどうなったのよ。」

M「それは、・・・はは、弥生ちゃんかんしゃく起こしてあれチャラにしちゃったじゃない。

  だからこれ買ったってこと、なんだけど。まさか年内発売に戻るなんてねー。

  世の中何が起こるか分からないわ。」

弥生「それ買わなかったらなんだかんだ難癖つけてしぇんむーにかこつけて

  ここから出る算段だったのにーーー。」

M「それはヒキョーだ・・。」

 

 まゆ子、ドリームキャストに魔剣Xを放り込む。

 

M「ほら、弥生ちゃん、音が奇麗。」

弥生「にんぎょーげきみたいだ。」

M「いや、でもね、ポリゴン使ってるのってCGのムービーでも本質的に人形劇なんだけど。」

弥生「ぴかぴかと良く光るね。あ、にいちゃん殺された。」

M「あ、ほらアクションステージだ。一人称なんだね。」

弥生「やれる事があんまりないみたい。」

M「うん、アイテムで攻撃とか出来ないんだね。なんというか禁欲的なゲームだ。

  でもちゃんとおもしろいよ。あ、落ちた。」

弥生「足元ちゃんとみないとジャンプで距離取れないよ。」

M「弱い! このボスキャラ至極弱い。(アンドレイ大佐)」

弥生「げ、この変なのに憑依していくんだ。」

M「この飛行機はムービーだね。リアルタイムのと差がまったくないんだ。

 ふーん、こういう境目の無いのがドリームキャストのゲームなんだね。」

弥生「バイオハザードの背景ぺったんこと同じようなごまかしだ。」

M「ドリームキャストなら背景ムービーでバイオハザード出来るんだよ。

  て、このスッチー可愛い。」

弥生「飛行機の中は良くできてるね。ジャンプ! そこジャンプ。」

M「あ、変なとこ落ちたじゃない。あ、パイロットが居た。ぶれいんじゃっくだ。」

弥生「アンドレイ大佐はどうなるんだろう。」

M「飛行機落ちるんだから死ぬんじゃない?」

弥生「うぬ、酷いゲームだ。」

M[香港です。赤いローラーブレードが・・・・、ぐにゅ。」

弥生「あ、こら、なぜ止める。コントローラーを貸せ。

  ジャンプ、ジャンプ! ・・・ぐにゅ。」

M,弥生「ぐにゅ」

 

 1時間経過。

 

弥生「・・・魔剣Xは一日一時間に決めよう。」

M「ゲームは一日一時間、金言だわ。」

 

 ちなみにまゆ子はSegaRally2のリプレイを見ていてひっくり返った事がある。

 

end

 

 

 

 

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