緊急企画! くっちゃりぼろけっと茶話会
ウエンディズ大会議2002年年頭弥生ちゃん講話。
弥生「えー、新年あけましておめでとう御座います。本年もどうぞよろしく、ってどうして二月になってからこんなあいさつしなきゃならないの。」
まゆ子「何故と言われても、去年最後に更新したこのページが今年最初の順番を一番最後に迎えるのは、理に叶った事じゃない。」
弥生「まるまる一ヶ月ぶっとんだのよ。更新してないのよこのページ。」
まゆ子「いや、コンピュータ買い替えて、それをまともに使えるように手を入れるのに随分手間かかったんだ。全般的に更新が滞ってて、弥生ちゃんの部屋だけ遅いってもんじゃないよ。」
弥生「それに、なんで私がやりたいって言ってた”ポリティカルコレクター”が聖のコーナーになるのよ。」
まゆ子「いや、それは、やよいちゃんが弥生ちゃんが政治家になりたい事は良く知っているけど、でもここが辛抱のし所よ。なるほど、弥生ちゃんが世間一般にはびこる悪を政治的に正しいやり方でばったばったぶった斬っていくのは、それは面白いでしょう。でもそれはあくまでも余技よ。」
弥生「余技!?」
まゆ子「弥生ちゃんの持ち場はここ。もっとも難しいお話のコーナーを任されているのは、誰有ろう弥生ちゃん貴女じゃない。それを、世間一般に凡百と存在するような無責任で安直な時事通俗的批判で精力を費やしてここの更新を遅らせるのが、それが弥生ちゃんの望みなわけ?」
弥生「ぐうう、正論だ。私は正論には弱いのだ。分かったわ、何故私じゃなくて聖があのコーナーの担当に就いたのか。なるほど、聖なら、私がやるよりももっと痛烈に、しかも最小限の努力で余所には存在しない形で世間様を揺るがす事が出来る。くう、でもやりたい。」
まゆ子「まあまあ、主人公というものは往々にして不自由をかこつものなのよ。」
桜川「あー、ずいぶんと待たされているんだけど、もう前振りはいいかな?」
緊急企画☆ ゲリラ的美少女野球団新春トップかいだーん!
弥生「あー、と言う訳で、初春にふさわしいなごやかな雰囲気で始まりました、この企画、」
桜川「もう二月だよ。」
宮「まぬけだ。この企画。」
紅「完全に外してしまいました。」
まゆ子「めげずに参りましょうー。
ゲストのごしょうかいでーす。
桜川エンジェルス、桜川良子さん。
暗黒どぐめきら、宮節子さん。
でんじゃー紫、紅美月さん。
そして、ウエンディズtheBASEBALL BANDITS、蒲生弥生さん。
司会進行は私、八段まゆ子でお送りします。」
桜川「お前さんところはあいかわらず騒々しいなあ。」
弥生「ごめん。HP運営というのは一種のお祭りなんだ。手を替え品を換えて人目を惹くように終始しなければいけないんだよ。知らない人が見たら馬鹿みたいだろうけど。」
宮「やめちまえばいいんだよ。そんな、イラストだけ置いとけば普通のところは成り立つんだよ。字のページなんて読まないんだよ。」
まゆ子「お言葉を返すようだけど、いまインターネット上では文字のページの方が流行ってるんだよ。」
紅「なんで? ぶろーどばんどで映画が見れるんじゃないの?」
まゆ子「人気、とコンテンツは違うんだ。おもしろいのは毎日毎時間内容が変わる所。というわけで更新が早い文字ページに限る。始終変わって反応するってのが、インターネットで一番面白いコンテンツなんでしょう。」
弥生「それは置いといて、本日は皆さんにわざわざお集まり頂いたわけでして、ここでゲリラ的美少女野球リーグの現状についての報告会、というか、宣伝をしていただこうというのが、今回の趣旨なんです。」
宮「じゃあ、なんで、一番老舗の”戦乙女”が来てないんだ。”棒手振”の連中も居ないし。」
桜川「”棒手振”はどうも最近クーデターがあったらしい。二年生が三年生に逆らって、より戦闘的な集団を別途形成しているという話だよ。」
紅「あ、聞いた聞いた。三年生の現会長である古城が指名した次のリーダーに反発する連中が、武闘派を結成して独自に動いてるって。」
宮「踊りの合間に格闘するのが嫌になったんだろ。あそこは元々日舞だから。」
弥生「どぐめきらでは、情報収集してる?」
宮「してるもなにも、クーデターが起きる一ヶ月も前からその兆候を掴んでるぞ。我々は。」
弥生「どうだろう。”桂林棒手振社中”はチームワークが売り物のチームなのに、そんな状態で闘えるのかな?」
桜川「人数が多いから。でも、武闘派ってのは、誰が中核なんだ。」
宮「清水だ。二年の。フロントで一番強い、って言っても棒手振だからそんなには戦闘力は無いけど、ともかく強い奴だよ。でも、棒手振の方針じゃ個人的な戦闘力の強化にはそんなに重点を置かないからね。そこが不満だったんだろ。」
桜川「”戦乙女”向きの体育会系の奴なんだな。」
弥生「エンジェルスは三年生どうしたの。」
桜川「もう引退、って、あ、私がリーダーになった時の話か。あれは、十人斬りやったんだ。誰が一番強いか、次のメンバーで推薦して、で、私が選ばれて、三年生が一人ずつ掛かってきて戦うっての。クリア出来れば無条件でリーダー、そうでなければお守りが付くって。」
紅「勝ったんだ。」
桜川「ちと手加減してもらったけどね。本気でやったら血を見るから、死なない程度に。で、全員クリアしたから、チーム名に”桜川”って付けて貰えた。」
弥生「ふーん、色々継承するのは大変なんだね。」
桜川「ウエンディズはどうするんだ。二年生ばかりだろう。今から引退した後の事も考えておけよ。」
弥生「あーーー、それはまずいんだ。一年生一人しか居ないから。まゆちゃんどうしよう。」
まゆ子「どう、って新入部員探すしかないでしょ。今度はシリーズ延長って訳にはいかないから。」
紅「シリーズ延長って、何?」
弥生「あはははは、こっちの話。で、”戦乙女”は呼んだけど来なかったんだ。時期が悪いって。」
桜川「遠征するんだよ、あいつら。冬場は、寒中戦闘訓練って、大山に。」
宮「寒中戦闘か、うちも考えなきゃいけないな。」
弥生「うーん、そうだね。グラウンドで闘うばかりが能じゃないんだから。」
桜川「まゆちゃんよ、冬場に戦闘するフォーマットってのは作れないか? 野球じゃなくて。」
まゆ子「雪合戦、ってのはもうルールが決まってるけど、あれもいいんだけど、ここらへん雪ってあんまり降らないでしょ。」
弥生「年に三回くらいだね。積もるのは一回あるかないか。」
紅「それじゃあダメだ。寒いのは寒いけど。」
まゆ子「雪中訓練じゃない冬場の訓練と試合のやり方ね。わかりました、早めに考えましょう。」
弥生「”戦乙女”の新リーダーは誰になったんだ。」
宮「まだ決まってないみたい。あそこは三年生が引退しないんだ。卒業までちゃんとやる。若いもん頭はいるけど、リーダーになるとは限らないし。」
桜川「三年が卒業までやるとは、強いわけだ。」
弥生「感心するね。下手すれば浪人とか留年しちゃうのに。」
宮「で、後継を三年生は絶対決めない事が掟なんだそうだ。というか、そんなのは残った連中が自分たちで決めやがれってもんで、第一、次の代ってもう三年に進級してるんだから、わざわざ卒業生に決めてもらう必要は無いんだよ。」
桜川「うーーむ。三年が引退しないって覚悟を決めれば後継問題は存在しないてことか。度胸あるな。」
紅「そういえばウエンディズは下部組織が出来たと聞いたぞ。なんだそれ。隊員の養成所なの。」
弥生「中学生のチームを作ったんだ。というか、うちのメンバーで中学生の鳴海ちゃんが自分でもチームを作ってみたわけで、私たちが指導するんだけど、戦闘に投入するにはまだ早すぎるなあ。」
桜川「来年入ってくるのか?」
弥生「や、まだダメだ。私たちと入れ代わりだね。」
宮「ホントに一年生入れとけよ。ウエンディズつぶれるぞ。」
弥生「善処します。」
まゆ子「そういえば、その中学生チームにどぐめきら向きの資質をもった娘がいるんだ。でも、あなたたち、あんな忍者みたいな戦闘技術、誰から習ってるの?」
宮「家弓さんだよ。ちゃんと講習会があるんだ。」
弥生「え、私、割と丁寧に顔を出してるんだけど、そんな技術は一度も見たこと無いよ。」
桜川「わたしもだ。いつやってる。」
宮「しらないの? 家弓さんは、厭兵術の師範だけど実はアマチュアで、遁甲術の方は平均レベルだけどプロなんだよ。」
まゆ子「遁甲って、忍術でしょ。」
紅「プロってのは何? 忍術のプロって今職業になるの??」
宮「家弓さんは大学のなんとかって教授の私設秘書でしょ。知ってるよね。」
桜川弥生「うん。」
宮「その教授ってのが、簡単に言うとインディ・ジョーンズなんだ。女だけど。」
紅「そんな無茶な大学教授がほんとにいるわけが、」
宮「いやほんと、というか、本業がそれで大学教授を副業にしているんだ。実は、・・・・・内緒だよ、めちゃヤバい人らしいんだ。」
桜川「って、どのくらいヤバいん。」
宮「家弓さんは、かなり、死体を見慣れているらしい、ってとこで推測してくれ。」
まゆ子「げ。」 紅「げげげ。」
弥生「マジ?・・・・・・」
宮「話は逆でね、家弓さんは厭兵術の心得があったからその人の助手になれたわけね。自分で自分の身を守れるから。で、実戦経験を積んでいく内に勝手に師範レベルまで腕が上達したんであって、ついでにそれだけじゃあ足りないから遁甲術もマジで覚えたわけよ。もう一つ日本版軽身功てかんじの天狗術ってのもかなりの腕前らしいよ。」
弥生「あ、そっちの方は家弓さんに聞いた。本を買わないと天狗が飢えて死ぬからって、天狗術の教本買わされた事がある。漫画で技術説明してるんだ。」
桜川「わたしは天狗ステッカーっての売りつけられた。厭兵術の講習会なのに不思議だなーって疑問に思ったんだ。」
宮「それ全部、その大学教授ってののツテだよ。教授の手が回らない時に代わりに家弓さんが出向いて便宜をはかったり資金協力とかして、ついでに家弓さんは技術を覚えて帰るわけだ。面倒見がいいから向こうでも頼られてるんだろ。」
桜川「うーーーむ、ただ者の人じゃないって思ってたけど、そんなバックグラウンドがあったのか。」
弥生「ぼけぼけーってした人だけどね。」
紅「私、会ったことないんだけど、どんな感じ?」
桜川「おめえらなあ、ちゃんと講習会出てこいよな。一人でもいいから。」
紅「いや面目ない。」
宮「ぼけぼけというほどじゃ無いけど、緊張感無い人だよね。」
桜川「あの人見てたらそんな物騒な背景なんか絶対感じないぞ。」
まゆ子「わたし、あの人見てたらさあ、思い出すんだよ、いつも。」
弥生「何?」
まゆ子「明美。家弓さんて、本質的には明美と同タイプなんじゃないかなあ、なんて思ってたりする。」
弥生「う〜〜〜〜〜〜〜ん、それは〜〜〜〜〜〜。そんな気がしないでもないような〜〜〜〜。器用だけど不器用なって感じはするけど〜〜〜〜。」
まゆ子「人間的に押しが弱いって感じはするでしょ。なんか、厭兵術に取り残された、って気がするんだ。あの人。」
宮「そういうのだったら、わたしも理解できる。そんな物騒な所で何年も勤めてるってのもそうじゃない?貧乏クジを一番に引いて、最後まで居残りさせられてしまうようなとこあるよ。あの人。」
紅「こんど講習会行こ。いっぺん顔見とかないと損らしいわ。」
桜川「そういやあのひと何歳だ?結婚もしてないだろ。」
宮「3、35になる、今年。」
紅桜川弥生まゆ子「 もんだいだ。 」
まゆ子「話変わって、お正月は皆さんどう過ごされましたか。」
全員「 (呆) 」
宮「とうとつだな。」
紅「まるで進行を急いでいるみたい。」
弥生「年末年始はなんか色々あったんじゃない。そこここで騒がしいですけど。」
桜川「あーー、浦の方で元暴力団のペンキ屋の親父がしめられた、って話かい。中高生にシンナー売ってたっていう。」
紅「あれは不思議な事件だね。被害者が犯人の姿をまったく見ていないってんだから。それでいて全身ぼこぼこに殴られて、にも関らず骨折も内蔵にもなんにもダメージが無いってんだから。」
宮「そんな事ができるのはよっぽど人間を殴り慣れた奴だよ。そんなのいるかな。」
弥生「うーん、空手家ぐらいかなあ、ボクサーにはそんな芸当は出来ないだろうし。」
桜川「にしたって姿を見られないなんてのは、並みの武術家の手業じゃないよ。まるで忍者みたいなのな、あれ。」
紅「まさかどぐめきらの仕業じゃないだろうねー(笑)。」
宮「そんなー、試合でもなけりゃ、素人相手に実力行使なんてしないよー。」
弥生「浦って言えば、うちのちょっと近くなんだ。山ん中で、廃棄物とかが山積みの。だから、物陰に隠れて襲撃するってのは特に難しくはないよ。」
桜川「じゃあ、これはやくざ同士のけんかって事なのかな。」
宮「間違ってもか弱い女の子の仕業じゃないね。」
紅「まあこわい(笑)。」
桜川「恐いといえば今年は暴走族の初走りが無かったじゃない。あれ、年末にゾクのメンバーに脅迫状が回ったらしいんだよ。」
宮「そのくらいでびびる連中じゃないだろ。」
桜川「びびらなくても、バイクが無いと走れない。ガソリンの代わりに灯油が入ってるってうわさが流れたんだ。実際何台か燃えたらしい。」
弥生「そんなひどい真似をしても大丈夫なんだろうか。もはやそれって警察沙汰でしょ。」
桜川「いや、それが、バイク盗んだ奴の所に集中的に来たらしいんだ。つまり、バイク燃える、警察来る、窃盗ばれる、ってわけで、びびるのは当たり前だね。」
まゆ子「意図的に潰しに掛かってるみたいだ。何者だろう。」
弥生「それって恨みによる犯行だろうか。」
紅「ひょっとして浦のペンキ屋の犯人と同一人物かも。」
桜川「あり得る。姿を見せずにぶん殴るんだ。ガソリンタンクに灯油入れるくらい朝飯前だろう。」
宮「そういや蒲生、あんたんとこの、・・・・アレ、大東桐子、なんか手裏剣ですごいもの射止めたってね。」
弥生「げ、なんでそんな事知ってんの。それは言わないで。ちょっとしゃれにならないから。」
紅「何?」
まゆ子「いやあ、聞かない方がいい。本人もびびるほどの大物なんだから。」
桜川「だからなに?」
まゆ子「いやーーーーー、内緒なんだけど・・・・・・・・。BMWのタイヤ、黒塗りの。刺さっちゃった。走行中に。」
紅「げ!」 桜川「げ!」
紅「その筋だったわけ・・・・・・・・・・?」
桜川「で、どうなった。」
まゆ子「桐子は、一時香港に逃げてたみたい。もう戻ってきてるけど。」
宮「あの女早死にするよ。って、あれ、ウエンディズの隊員じゃないんだろ。の割にはよく絡んでくるぞ。」
弥生「あれはあれで、いろいろとあって、」
まゆ子「桐子は弥生ちゃんの親しいお友達なのです。関係ないけど、関係者。」
桜川「そういえばうちにも色々といるな。外野の連中ってのが。」
宮「うちにも抜け忍ってのがごろごろいる。」
紅「うちも、コミケの時だけ来る奴がいる。そういうのは員外だけど関係者だし、」
まゆ子「桐子さんは武器で格闘するときだけ匂いを嗅ぎつけてやってくる、オオカミみたいな人なんです。」
まゆ子「というわけで今回はここまで。次回はいつになるかわからないけど、今度は「でんじゃー紫」紅美月さんとの対戦になる予定です。」
桜川「紫は他のチームとはちと違うからね。」
宮「なんたって、」
紅「あ、それは内緒にして。」
弥生「なんたってねえ。」
紅「ダメダメ。」
まゆ子「と言うわけでみなさんごきげんよー。出演はゲリラ的美少女野球リーグ
桜川エンジェルス 桜川良子さん
暗黒どぐめきら 宮節子さん
でんじゃー紫 紅美月さん
WENDYS the BASEBALL BANDITS 蒲生弥生
司会 うえんでぃず 八段まゆ子でした。」
ロケ地 喫茶 涼々亭
ende
2002/02/01