GEKI物辺村少女自警団 設定 その二夜

 

 

【エロスーツ設定完成】07/08/26

 

まゆ子「てなわけで、エロスーツの設定ができたわけです。前のは仮バージョンだが、割とイメージが外れないようにしてみました。実際、前の奴は色々と考えていて、捨てがたい設定もあったもんでね。」

じゅえる「で、このスーツは一人一人デザイン違うんだ。」
釈「まあ、それは戦隊モノの定番ですが、上半身は同じなんですね、色は?」

じゅえる「イメージカラーってもんがあったよね。鳩保−青、物辺−黒、花憐−赤・ピンク、童−黄色、喜味子−緑。って。」

まゆ子「花憐は赤というよりも茜色かなあ。ちょっと待って色事典で調べる・・・、イチゴ色というのがある。」
釈「ああ、それはおとめっぽくて良いですね。苺色ですか、RGB=#df1f5f ですね。」
じゅえる「いちごかあ、なるほど、甘酸っぱいような、甘ったるいような、他愛ないような、いい感じの色だな。」

まゆ子「えーと、一応スーツの色は皆おなじなんだ。ただ胸とか手の甲に付いている発光部位の色は各個人のパーソナルカラーに、」
じゅえる「黒も?」
まゆ子「う! 黒の光って、無いよね?」
釈「黒ですから。」

じゅえる「いや、未来技術だから、黒い光というのがあるんだ。照らすと闇に包まれる反光というのがあるんだ!」
まゆ子「そういう光があれば便利なんだけどね。」
釈「じゃあそういうことにしましょう。黒く光る。マンガに描くと簡単なんですけどね、黒くたなびくだけでいいんですから。」

じゅえる「スーツの色は、すると、白い部分と黒い部分に分けられるってことか。白いとこの本当の色は?」
まゆ子「瓶覗色、RGB=#ccf0f0 めっちゃくちゃ白い青。水色よりもなお白い。」
じゅえる「つまり白なんだ。黒い部分は?」
まゆ子「墨色だなあ。光沢の違いによって素材分けするけど。」

釈「つまり、白と黒ですね。地味ですが、いいんですか?」
まゆ子「いいんじゃないかなあ。少なくとも肌色のスーツよりはマシだろう。」

じゅえる「エロなんだから、白でいいか。

 

これはぴちぴちスーツじゃないって書いてるんだけど、人体にペイントしたようなものかな。」
まゆ子「本人達はそう思ってるけどさ、実際は全身の細胞をゲキ菌糸に置き換えられている。だからプリキュアやらセーラー戦士並に丈夫だよ。」

釈「ということは、宇宙空間の真空中でも海底深くでもだいじょうぶ、ってことですか。」
まゆ子「意外と傷付き易い。大丈夫なんだけど、傷は付く。不思議とね。スーツを脱いでみると、ちゃんと傷痕が残ってる、もちろんうっすらと肌に痕が線みたいに透けて見える程度だけど、ちゃんと傷になる。」

じゅえる「わ。女の子にはたいへんだ。」
釈「その傷は消えないんですか。一生付いたままですか。」
まゆ子「風呂入って擦れば消える、垢になって。」

じゅえる「ふむ。新陳代謝によって消えるってことか。しかし喜味子は傷が付くという特性があったはずだけど、彼女もそう?」
まゆ子「それがー、彼女だけはちょっと傷が深いんだ。全身傷だらけになってしまい、癒らない。血も出る。」
じゅえる「死んじゃうじゃん。」
釈「それはダメですよ。どうしてそうなるんです。ゲキは癒さないんですか。」

まゆ子「実は彼女の傷は、消せるんだ、超能力で。ただ、元に戻す事も出来て、その時はちゃんと傷がぱっくり開いている。時々血も出る。痛くはないけどさ。」
じゅえる「それが代償ってことか。」

釈「その傷はどの程度のダメージを受けるとそうなるんです。ちょっと切れたくらいでそうなっちゃいます?」
まゆ子「ゲキロボの傷に応じて付くからねえ。ゲキロボが修復機能を使うと傷が出来る、跳ね返すと出来ない、ってくらい。」
じゅえる「致命的損傷にはならないんだ。」
まゆ子「死に掛ける事もある。手足が千切れる事もね。ただくっつけるとくっつくという、変な傷。もちろん頭が外れたら死んじゃうか。」

釈「かなり危ないんですね、やっぱりゲキは。」

まゆ子「でも、一度ゲキロボを崩壊させて土に戻せば、喜味子の傷も消える。そういう代物だ。」
じゅえる「そうか、つまりゲキロボの損傷度のイメージ図ってとこなんだ。あまり無茶をしないように。」

 

釈「はあ、ということは、ゲキロボが致命的損傷を受けると、乗員にもやはり被害が出るということですか。」
まゆ子「当然過ぎるくらい当然だ。」
じゅえる「そりゃそうだな。」

釈「バリアってのがあるんじゃないんですか。」
まゆ子「バリアはあるけれど、絶対じゃない。むしろバリアを貫通されて損傷を被っても落ちない、ってとこが凄い。ただ乗員にはかなりの負担が来る。死ぬ事もある。」
じゅえる「つまりは適切な操作を心掛けなければダメだ、ってことか。」
釈「フルオートではない、ってことですね。」

じゅえる「しかしゲキのバリアを貫通するとは、どういう敵なんだ?」
まゆ子「まあ、ゲキの技術も色々研究されている、ってことだよ。宇宙人も無能な奴ばかりじゃない。」

釈「じゃあ、いきなり全滅するというケースもある?」
まゆ子「ある。というか、かなり頻繁にある。その場合、ゲキは幽鬼になる。つまり死んだ者の意志で動き、災厄をもたらす。」
じゅえる「人間に対して、鬼とか悪魔になるんだな。で、対処法は?」
まゆ子「無いよそんなもん。止まるのを神に祈るだけだ。で、大概10万人もぶっ殺せば、勝手に止まる。」

釈「多いような少ないような数字ですね、それ。」
じゅえる「ちょっとまて、人口密度の多い現代なら、百万くらいは死ぬだろう。」
まゆ子「東京一個くらいは軽く壊しますからねえ、最悪1000万も不可能じゃない。ま、死霊といえども理はあるから、どうなるか分からないけれどさ。」

釈「ということは、鳩保達がちゃんと一年間保たせ切ったというのは、奇蹟みたいなものですか。」
まゆ子「上手くいった例でも、ま一人二人は死ぬもんだ。5人全部が生き残ると王朝が出来る。そういうもんと心得て下さい。」

じゅえる「やはり稀か。だからこそミスシャクティも来ているってことだね。」

 

釈「スーツに戻しましょう。えーと、尻尾が生えてる?」
まゆ子「鳩保−ビームライフル、物辺−女の生首、花憐−スカート、童−尻尾、喜味子−なんか機械。」

じゅえる「なんかって何?」
まゆ子「喜味子の場合、バックパックにマジックハンドが蜘蛛の肢みたいに一杯付いてるんだ。その付属品でエネルギーを発する工具、という感じ。」
釈「つまり工作とか修理の為の機械ですね。では鳩保のビームライフルというのも、尻から離れない?」
まゆ子「いや、これはちゃんと離れますし他人にも貸せます。というか、ビームライフル単独でも呼び出せます。優子の生首も一緒です。」

じゅえる「つまり尻尾とは名ばかりの付属品、ってことだね。」

釈「生首って何です? 気持ち悪くありませんか。」
まゆ子「生首はエネルギー兵器だよ。バリア張ったり焼き殺したり、色々と出します。エネルギー兵器へのアクセスシンボルです。喋るけどね。」

じゅえる「生首は毀れたら爆発する?」
まゆ子「爆弾として使う事もできるけれど、破損して爆発とかはない。そんな物騒なものじゃない。ちなみに爆弾として考えると、地球一個くらいは壊れます。威力の操作はできるけど。指向性爆弾としてやら、破壊対象選択爆弾とかにもなる。単純に、手の中で爆発させても優子自身やメンバーが傷付かないとかの芸当も出来る。」

じゅえる「結構便利な代物なんだな、これ。」
釈「単独で移動とか浮遊とかは、だめですか。」
まゆ子「いやできるよ。便利なもんだ。知能もあるし愛嬌もある。なんだったらボディも仮に作って人型にもなる。弱いけど。」

じゅえる「つまり、マスコットのお供的存在なんだ。ふーん、じゃあ他の奴のは。」

 

釈「花憐のスカートってなんですか? これ機能無いですよね。」
まゆ子「股間剥き出しで恥ずかしいのを隠す、くらいは出来る。」
じゅえる「もう一声、透明になるとか。」

まゆ子「いや、花憐て弱い事になってるから無能にしようと考えたんだけど、そうだな。…、いや単に高速で移動するとひらひらするだけでいいんじゃないかな。バックパックに車輪が付いてるし。」
釈「羽の生えた車輪、ですね。機能のシンボルとしての。これは武器にもなる、と。」

まゆ子「花憐は体当たりしか攻撃力無いんだけど、武器にするか。」
じゅえる「いや、やっぱシンボルでいいよ。高速移動機能を使う時、回転するとかでモードを表示するってだけでいいよ。」

まゆ子「そんなもんか。というか、花憐は電波でよく働くから、こんなもんでいいかな。ああそうだ、自分の姿を大勢の人の前に見せる時には、任意の姿になってみせる、というのは有りか。天使さまになるとか、それこそ車輪が空中を飛んでいるとか、お望みのものを見せられる。」
釈「妥当なとこですかね、スカートの機能としては。」

 

じゅえる「童の尻尾はー、これは可愛いから?」
まゆ子「延びます。牽引出来ます。馬鹿力で。」
じゅえる「実用本位ってことか。武器はガンダムハンマー持ってるし、そんなもんでいいかな。」

釈「ネコ耳付いてますよ?」
まゆ子「これはアクティブ迎撃システム。ビームが出てミサイルとか叩き落とします。威力の加減が出来て非破壊非殺傷で止められます。ついでに言うと、尻尾からもビーム出ます。ハンマーで砕くのが好きなんだけど。もちろん、ビーム出力は鳩保の方が段違いに上だ。童のは止めるのを主眼に置かれており、自動照準システムが凄く発達している。逆に鳩保のビームライフルは遠距離狙撃能力が優れている。地球の丸みに沿って地平線の彼方まで敵を撃ちます。」

じゅえる「つまり童稔には直接戦闘で一番頼りになる装備が付いている、てことか。アクティベータだからそりゃそうか。」

釈「で、喜味子は工具類が付いているとして、武器としても使えるのですか。」
まゆ子「喜味子の場合、武器は手だからねえ。何でも捕まえちゃう。だからこれも、マジックハンドというかロケットパンチとして飛んでいくてのがいいか。」
じゅえる「非破壊非爆発の、とっ捕まえる専門のロケットパンチ、てとこだね。」
まゆ子「うん、それがいい。」

 

釈「飛びますかこのスーツ?」
まゆ子「花憐は鳥くらいの速度で飛べるけど、他の連中は跳ねる程度だ。スパイダーマンくらいには動けるけど頑固に飛べない。ほんとうは宇宙空間では移動できるんだから、飛べるんだけどさ。」
釈「時速でいうと、100キロくらい。」

じゅえる「いや、それはダメだろ。時速40キロ以下がいい。」
まゆ子「うーん、跳ねると早くなるんだけどさあ。いっそのこと時速20キロくらいにするか、人間としてはかなり早い。」
じゅえる「むしろそのくらいがいいかな。早く走る時は花憐の背中の車輪が回って、全員を加速するってことにしよう。」
まゆ子「そうか、それは便利だ。」

釈「しかし、童も怪力が使えるのだから脚力も早くなるでしょ。これはどうしますか。」
じゅえる「彼女も時速40キロくらいは出る事にするかな。跳ねるのも10メートルは飛べるって。」
まゆ子「じゃあ尻尾の力で空中を移動出来るってことにするか。というか、尻尾延びるんだから、それこそスパイダーマンだな。」
じゅえる「糸が一本しか出ないスパイダーマンだ。」

釈「じゃあ、喜味子のロケットパンチで襟首つかんで仲間を吊上げるとかもできるようにしましょう。」
じゅえる「あまり便利なのも話がむずかしくなるぞ。それは却下。」
まゆ子「じゃあロケットパンチ自体がダメかな?」
じゅえる「うーん、ロケットというかミサイルだな。びっくりするとミサイルが出るんだ。いや、でもあまり攻撃的なのも良くないか。」
釈「無しにしましょう、やっぱり。全員一応はロケットが付いているということで、遅いけれど飛べるんです。」

じゅえる「そっちの方が無難か。じゃあ花憐と喜味子は武装ナシと。ちょっと寂しいかな?」
まゆ子「普通のキャラならこいつは発明家でマッドサイエンティストなんだけど、喜味子は違うからなあ。」

釈「喜味子は壊したものを修復するんですよね。じゃあ、バリアとか罠を作る、というのはどうでしょうか。」
じゅえる「かなり間抜けなドリフ級の罠ならいいか。タライが落ちて来る奴。」
まゆ子「うーん、描くのがたいへんだよ。せめてぴこぴこハンマーくらいは持たせようよ。」
釈「あ、ドリルはどうでしょう。穴掘りの必要があれば喜味子の出番ですよね?」
じゅえる「そうだろうね。うん。」
まゆ子「じゃあやっぱ、土木工事系作業は全部彼女がやるってことで、いいか。特に武器は無くても。」

釈「やっぱり個性に応じた武器の在り方というのがあるんですよ。」

 

じゅえる「あ、いいこと考えた。ほら、物辺は黒い光を出すでしょう。あれで敵を闇に包んでしまうってのはどうかな。平和的に戦闘を回避できるよ。」
まゆ子「ふーん、悪くはないねえ。」
釈「黒い光、ってのは便利に使いようがありそうですね。視界が無くなるだけでなく、レーダーとかも効かなくなるでしょ、電磁波は光ですから。」
まゆ子「ふーむ、そう言われてみるとおもしろいな。」
じゅえる「よしさいよー。」

まゆ子「となると、他の連中の光もなにか効果があると考えるべきだな。鳩保はそれこそ、青い光で「頭が高い」とやれば人が跪く」
釈「花憐が苺色に光ると、高速で運動、ってこれは普通ですか。」
じゅえる「普通と言えば、童が黄色く光ると、サイヤ人みたいにパワーが出るてだけだろう。」

まゆ子「ふむ。あんまり役に立たないな。喜味子はー。」
釈「光をスプレーみたいに吹き掛ければ、モノが再生していく、というのでどうです。尻尾がグルーガンみたいになっていて、塗り塗りしていく。」
じゅえる「安直だ。」
まゆ子「安直だが、喜味子が脳味噌使っているように見えないところが、逆にいい。そうしよう。」

 

釈「で、必殺技は?」

まゆ子「へ?」

釈「え、でもあるでしょやっぱり、戦隊モノには。」
じゅえる「プリキュア5にだって一人一人の技があるよ。」
まゆ子「でも首のうしろの電話は、」
じゅえる「あれ、武器じゃないじゃん。全部情報系の機能で。」

釈「ひとりひとりの必殺技は無いとダメでしょう、やっぱ。」
まゆ子「でも、なんだ。ゲキロボから支援砲撃あるじゃない。あれ以上の必殺技って、どんな戦隊ヒロインだって持ってない。」
じゅえる「あー、そうか。”ブラボーからチャーリー、支援砲撃要請。”ってのか。」
釈「そりゃあ強力ですねえ。そりゃあ、」

 

じゅえる「で、これに変身するのはなんて呪文を言うの。」

まゆ子「へ? じゅもん?」
釈「魔法少女モノなら当然でしょう。」
まゆ子「じゅもんて、じゅもんてそんな、…無いとダメ?」
じゅえる「だめ。」

釈「やはりエロマンガにふさわしい、エロい呪文でしょうねえ。」
まゆ子「フニャアオニイヒャンラメエ、とか?」
じゅえる「それは流石に却下だ。」

釈「プリキュア、メタモルフォーゼ。くらいの簡単な奴がいいですね。子供も真似出来る。」
まゆ子「ゲキロボ、エクスタシー。とか。」
じゅえる「エロロボ、コスプレチェンジ。とか。」
釈「エロエロエッサイム、我は求め訴える。とか。」
まゆ子「ちゃかぽこ、エロ変化。ってので良くないかな?日本語っぽくて。」

じゅえる「やはり首の後ろの電話で変身するんだろうから、ハロハロ、コスチュームチェンジ。とかでよくない?」
釈「ゲキロボ、エロコスチェンジ。ですかね。」
まゆ子「チェンジってのが良くないな。エクゼキュート、とかインストール、とか。」

じゅえる「翻訳サービスで考えてみた。ゲキ菌糸侵食、としたらSpawn erosion てのになった。エロージョンでいいじゃん。」
釈「おおなんかエロそうな。じゃあ、ゲキロボ、エロージョン。ですね。」
まゆ子「うん納得だ。」

 

釈「で、性能ですが、まあ美少女戦隊モノ標準強度、ってくらいですかね。凄い攻撃を受けたらとりあえず服がぼろぼろになるくらいの。」
じゅえる「具体的に言うと、あれはどのくらいの攻撃を食らって、ああいう風になるのかな? まゆちゃん考察して。」

まゆ子「基本的に、あのテレビアニメの美少女戦隊モノの敵の攻撃は、手榴弾くらいの爆発がせいぜいだよ。また描写としてはライフルの銃弾は敵には貫通しない、あるいは効果が無い事になっている。
 また兵器として考えた場合、戦車なんかは自分の主砲で撃たれても大丈夫な程度の装甲を持つべきだとされる。

 ま、サイズの問題もあるんだけど、人間サイズの敵の場合、その攻撃手段は爆発力としては手榴弾あるいはダイナマイト1本分、ただし破壊力としては戦車うーん74式戦車撃破、は標準として考えよう。」

釈「結構矛盾しますね。手榴弾では戦車は壊れませんよ。」
まゆ子「そうなんだが、そういう描写が主であるから仕方がない。

 つまり爆発は副次的な効果に過ぎず、或る程度の幅を持った貫通力、が攻撃の正体だと考えられる。この場合爆発自体は対象の兵器が持つ弾薬や燃料に引火した、と考える。また外れた場合は、着弾した地面が熱やエネルギーにより膨脹して破裂した程度。つまりは温度が極めて高い火球だと看做していいだろう。
 温度にして1万度から5000度。3000度でも戦車の装甲は溶けるだろうが、あまり早くない、というかアニメ的に描写される秒速100メートル程度の速度の攻撃で戦車を前から後ろまで貫通する、となれば、3000度では不足やはり1万度はあるだろうと推測される。
 ただし温度は高いが熱量はさほどではない。つまりはエネルギーはさほど高くないと考えられる。これは爆発の規模を見ても間違い無い。ゆえに、あれら敵が用いるエネルギー兵器は、表面温度1万度の風船であろう。もしくは極めて小さな1ミリ径ほどの火球がぐるぐると太さ分回っている。」

じゅえる「そういう兵器は物理的に見てあり得るの?」
まゆ子「遅い、という致命的欠陥を除けばそれほど悪くない。反物質の塵を投げてもそのくらいにはなるだろう。ただ、普通なら攻撃の速度を極めて早くするのが筋だよな。あんな遅いのはダメだいやっぱ。」

釈「じゃあ、セーラームーンとかのスーツの強度は、それに耐える。」
まゆ子「1万度の火球が直撃しても貫通しない、てとこだ。凄まじい耐熱性ではあるが、反面ぶん殴られてもこたえるからなあ。あれ。」

じゅえる「そうか、あの敵の攻撃は重さが無いんだ。」

釈「素手で殴られたら痛いけれど、熱が弾ける分には抗堪してみせる、つまりは攻撃自体に運動エネルギーがほとんど存在しないんですね。」
じゅえる「てことは、敵が偉いさんになる度にどんどん強くなるというのは、運動エネルギーが付加されていく、と考えるべきか。やられても丸焦げにならないしね。」

 

まゆ子「つまり、セーラー戦士のスーツは耐熱装甲ではあるが運動エネルギー兵器にはほとんど効果が無い。しかし鉄砲で撃って貫通するかといえば、これも無い。時々貫通系の技を使う敵が出るけれど、傷は本当にちいさいもんだ。22口径よりもさらに小さい。針の直径くらいだな、十分痛いけど。」
じゅえる「てことは、1万度の風船というよりも、1万度で1ミリの火球がぐるぐる回って衝突する、てのが正しいってことか。」

釈「しかし、そんなものが身体を貫通して、無事ではありえませんよね。死ぬかも知れませんが、身体が燃え上がったりはしない。」
まゆ子「キャンセラーがある、ってことだろう。装甲を貫通される代償に温度を失う。あるいは貫通経路の軸、管を或る種のエネルギーフィールドで覆う、てのかもしれない。」

じゅえる「そんな強力な機能がありながら、ぶん殴られただけでダメージを受けるのか。」
まゆ子「おそらくは、投入されるエネルギー量に応じて、装甲の強度も上がっていると考えるべきだ。ぶん殴る程度の攻撃ではエネルギーが小さ過ぎて機構が発動しないんだ。」

釈「でもそれでは、普通人一般人にもセーラー戦士はやられる、となりますが。」
まゆ子「スーツ自体の機能ではなく、人体内にオーラか精気かが詰っていて、それがスーツを内部から押し上げており或る程度までは支えられる、というのはどうだろう。逆に敵が格闘戦を仕掛けて来た場合、普通に暴力を使うのではなくオーラを体内で用いる武術を使い、セーラー戦士の内部オーラをキャンセルというか圧倒する。」

じゅえる「つまり、二枚装甲があるんだ。ふうん、なるほど。ではオーラ自体をぶつける事により打倒するという攻撃手段もあるってことか。」
釈「そういうのはよく見ますね。要するに、セーラー戦士のスーツはオーラで膨らむ極めて強固な風船なんだ。」

まゆ子「故に、セーラー戦士は鉄砲で撃っても貫通しないしダメージも受けない。おそらくは12.7ミリ弾にも耐えられる。ただこの場合、涼しい顔して跳ね返すという訳にはいかず、ぶん殴られたみたいにぐらぐら揺れるだろうけれど、機能および精神機能身体機能にはダメージは無い。痛いけど。」

じゅえる「12.7ミリに堪えるとなれば、装甲車クラスの防御力はあるな。戦車砲の直撃ではどう?」
まゆ子「当たらないとは思う。ただ当たった場合、50メートルくらい撥ね飛ばされるだろうけど、無事無傷って感じか。徹甲弾であってもそうだ。貫通は無い。」

釈「静的に、つまり固いから受けた、というのではありませんね、それ。なにかで当たる前に処理されているみたいです。」
じゅえる「ま、物理的にそんな硬くて柔らかい布はあり得ないからね。しかし、なにかで止めたとしても、50メートル飛ばされるってのは影響が小さ過ぎるだろう。1キロくらい飛んでも不思議じゃない。」
まゆ子「運動エネルギーを熱エネルギーに変換し、砲弾自体を溶解させ破裂させる、ってとこかなあ。ただし周辺に溶解した金属が飛び散るって事になるけれど、全方位にエネルギーが放散されることで、セーラー戦士自体には50メートル分くらいのエネルギーしか影響しない。」

じゅえる「砲弾の限界は?あるいはミサイルは?」

まゆ子「ミサイルは簡単だ、ミサイルの威力の大半は内蔵する炸薬のもので、目の前で爆弾が破裂するのに過ぎない。化学エネルギー弾では温度が低過ぎて効果無く、爆圧も破片も処理して跳ね返すだろう。

 砲弾の場合、秒速1700メートルの戦車砲では効かないにしても、3000くらいになると貫通に近いダメージが発生すると思われる。大口径砲だと155ミリ砲はほとん限界に近く、それ以上の口径だと更に別の防御機構が発動すると考えられる。つまり自動回避機能だな。当たらないと考えるべきだ。だが当たったとしても、セーラー戦士の五体ばらばら、とはならない。死なない程度のダメージだ。
 おそらくは、155ミリ榴弾砲のHE弾が直撃した場合、炸薬が爆発する前の運動エネルギーにより打撃を受け、炸薬自体は運動エネルギーを処理した熱により爆発前に蒸発した、とかになるだろう。この場合のダメージの度合は、三日寝てなきゃいけないほどの、身動きが取れない状態。」

じゅえる「ふーむ。しかし、敵の兵器生物とかは、戦車砲をはるかにしのぐ武器を装備している。つまり、セーラー戦士といえども直撃は避けるべき、てことか。極めて常識的な結論だな。」

 

釈「レーザーはどうです? 米軍がミサイル迎撃用に開発してますよね。これをセーラー戦士に照射した場合、どうです。」
まゆ子「目が痛い、眩しい。」
じゅえる「それだけ?」
まゆ子「そんなもんだろう。エネルギー兵器に関しては、人類はちっとも進んでない。恐らくはセーラー戦士は広島型の核兵器の炸裂する直下に居ても大丈夫。」

釈「熱とエネルギーに関しては、無敵ということですか。じゃあ、生身の人間にはセーラー戦士を倒す手段は、無い?」
じゅえる「刀使えばいいんだよ。剣でもいい。極めてよく効くぞ。」

釈「あ。」

まゆ子「つまり、オーラー防御システムに直接ダメージを与える手段がある、ってことだ。オーラを集中するオーラ攻撃システムだな。これは霊感に優れた人間だったり武術の達人だったりが直接使える事になっている。てことは、オーラ防御システムの根幹は人体が潜在的に持つ機能を人工的に活性化拡大している、てことだね。」

釈「では、セーラー戦士の使う必殺技は、あれの正体は、」
じゅえる「オーラ攻撃システムだろうね。物理的攻撃手段ではない。火とか水とかは、あれは技のイメージに過ぎない。本質とは関係無いが、オーラ攻撃システムの原理説明という感じかな。相互に干渉したりするのを避ける為に、ビジュアル的に表現しているてだけだ。」

 

釈「はあ。てことは、
 元に戻しましょう。ゲキエロスーツはそいう機能を持ちますか?」

まゆ子「いやあ、そこまではない。AKの弾が当たるとちゃんと痛い。RPG直撃すると黒こげだ、死なないけど。」
じゅえる「戦車砲が直撃すると?」
まゆ子「五体ばらばらで死ぬ。物辺優子のバリアがなんの為にある。まあ、12.7ミリ弾にも耐えられないで人体貫通だな。ただ五体ばらばらにはならない程度の強度はある。」

釈「すなおに死にますねえ。いいんですか?」
まゆ子「まあ、歩兵装備程度では殺せないよ、てくらいだな。十分化け物だ。」

じゅえる「つまり、そいう荒事はしないってわけだ。武装も最強必殺技がゲキロボ支援攻撃だし。」
まゆ子「単なる生命保護維持システムなんだよ。戦闘用ではない。何の為にゲキロボがあるのか、てもんだね。」

釈「弱過ぎる、のはいいんですか?」
まゆ子「そうだな。弱過ぎるのに自覚的である、というのは物語上悪くない設定だ。

 じゃあこうしよう。胸に輝くカラータイマー、あそこからビームが出てるんだ。弾よけビーム。これの影響範囲内の敵の弾は絶対自分には当たらない。不思議と逸れていく。空間を歪めているのだな。でもそれは正面のみの機能で全周ではない。サイドは両手の発光部からの光線による。たぶん背中にも発光部はあるだろう。
 ま、拡大して考えれば、エロスーツにロケットが付いている、というのもこのカラータイマーから発する光線フィールドの力で飛行移動出来るとした方が、矛盾が少ない。つまり斥力場フィールド形成ができるってこった。SFだなあ。

 要するに、ゲキエロスーツの防御力の大半は、この「当たらないビーム」に依存する。これを潜り抜けてきた銃弾や武器には、エロスーツの素材は大して防御力を発揮しない。
 被弾後はゲキ菌糸の強度と自己再生力のバランスで、ライフル弾程度であればダメージも少なく瞬時に修復が完了するから影響が無い。彼女達は、自分達が傷付いたのが急速に回復というか修復されていくグロい絵を見て、げろげろとなるわけだ。」

じゅえる「つまり、彼女達は自分達がプリキュアよりも弱いと知って、愕然となるわけだ。」

釈「なるほど、現実的だ。」

 

 

【ハードウエアのはなし】07/07/31

まゆ子「というわけで、描いたぞ! 尻。」

じゅえる「誰?」
釈「新キャラ登場ですか?」

まゆ子「いや、ただ単純に尻を描いただけ。まあ設定とすれば、NWOのアメリカ軍に属する軍人で、スクエアリウム島を自力で防衛する特殊戦闘隊に所属して、ミスシャクティから供与される未来兵器を操作出来る資格を持った、女性士官というところ。だから尻だ。」

じゅえる「アメリカ人が夜尻丸出しで寝るのは当たり前、ということか。」

釈「で、水中戦用モビルスーツ登場ということですね。えーと、『揚陸強襲戦闘機兵 もびるあばたー「がすとーにゅ」』ですか。これは敵側ですね?」
まゆ子「AWOの側にも技術を供与する宇宙人が居て、NWOから排除されたAWOが、支配権を奪取する為にこれで襲って来た、という設定ね。
ちなみにAWOはいくつもあるけれど、これを用いるのはその中でも最大のモノであり、キリスト教をベースとした公然の秘密組織です。アメリカの中にあり政府をも操る巨大な既存権力、ですね。有力兵器産業も彼らの手中にあるから、こういう真似も出来る。」

じゅえる「それは当面のNWOの敵として、彼女はモビルアバターには乗らないの? というか、誰だ、モビルアバターなんて名前を考えたのは。」
まゆ子「いや、ほら最近「セカンドライフ」とか流行ってるらしいじゃん。そこから取った、というかパクった。」

釈「では、モビルアバターというのは、AWOのみが使う名称で、NWO側は使わない?」
まゆ子「この時点で、NWOはこの種の兵器を持っていない。だから、今後開発された場合は先行するのに合わせて、そう呼ぶでしょう。」
じゅえる「では、彼女は何を?」

まゆ子「マーズマンだよ。人間大のマーズマンSTに対し、モビルアバターと同寸のマーズマンAMというのがある。これをミスシャクティは条件つきでNWOに供与している。ちなみにその制限とは、使用時にミスシャクティの許可が要る、高度なAIによる自律戦闘は使えない、未来的な火器の使用は禁止封印、島外への持ち出しは禁止。」

じゅえる「制限きついな。でも装甲は丈夫なんだよね。武器は、21世紀のものを外付けするとして。モビルアバターの武器は?」

 

まゆ子「モビルアバター「ガストーニュ」
全高4.81M全幅2.79M全長3.30M、重量11t。 動力はブラックボックスジェネレーター。つまり未来人供与の謎電池。

移動能力は水中を300キロ/時で無音航行できるという超水中ジェット推進。および陸上では二脚による走行。脚部は折り畳みが出来て、水中時には格納される。
陸上での走行能力は、時速100キロ以下でしかないが、動きが極めて敏捷。攻撃時は発砲する前から着弾とその後の敵の対応を推測しているようで、どんどん次の行動に移っていく。現状の陸戦兵器では追随できない。おそらくはAIによる操縦支援が行われていると思われる。つまり、弾が当たらない。

装甲は75ミリAPSFDS抗弾のマーシュ装甲と呼ばれるセラミック装甲。ちなみにこれは宇宙人から製法を教えられたけれど、現在日本でしか作れない高度なセラミック装甲。対HEAT弾頭では無傷。現用戦車の120ミリ滑腔砲APSFDS弾で破壊可能だが、その場合でも貫通は無く、打撃でフレームが歪み内部電装品がダメージを受ける為、と思われる。つまり人間が組み立てた所はダメだ。

武装は、主兵装に頭部レーザー光線砲。装弾数8発の対空戦闘用だが、素材の関係で4発以降は破損の危険がある。高度10万メートルまでの現用航空機宇宙機を破壊可能。
左右の腕は同じ兵装を揃えている。7.65ミリ機銃2門、及び30ミリグレネードランチャー1門。×2
機銃はスーパーピアシング弾というミスシャクティがNWOに公開した21世紀後半に開発されるはずの弾丸の技術が漏洩して用いられている。威力はM1A2戦車の装甲を真正面から簡単に貫いて後ろに抜けるほど。ただし破壊力は薄くただ単純に貫通するだけ。構造上徹甲榴弾にする事ができないので、連射して主要部をずたずたにするしかない。
30ミリグレネードはこれまた21世紀中程に開発されるはずのHINT原理というものを応用した高破壊力弾頭。火薬の爆発で生じる高温の燃焼ガス、つまりプラズマ化したガスを電磁的に封じ込めひねり上げて、威力を極限まで絞り出す機能がある。超薄型超伝導材が無いと作れない。威力は、30ミリ弾が155ミリ弾に化けた、くらい。100倍だね。

ちなみにスーパーピアシング弾は現在の製造価格は7.65ミリ弾で1発1万ドル。12.7ミリ弾で5万ドルも掛る。これを湯水のように使うのだから、AWOの財力は凄まじいものだとわかる。また対人用には明らかに過剰性能である為に、腕に機銃を二門付けて弾の使い分けをしている。

腕はあるが、二本の爪で引っ掻く程度。ほぼ作業は不可能。つまり運動の補助のみ。

釈「つまり、現行戦車ではほぼ勝てない、超兵器ですね。」
じゅえる「しかも、あんまり強過ぎない。」
まゆ子「ま、そうでないと人間勝てないもん。これに対抗するにはマーズマンAMで抑え込むか、新開発レーザー砲で撃つくらいだね。現在スクエアリウム島では、米軍が新規改修したM1A3という戦車が警備にあたっているんだが、こてんぱんにやられて、モビルアバターの開発が急がれる、ってことだね。
ちなみにミスシャクティが与えた技術および宇宙人から供与された技術で作られた兵器や機械、構造物はBYOND STRUCTURE(超現代技術構造体)と呼ばれます。」

釈「マーズマンAMのデータは?」

 

まゆ子「マーズマンAM。ミスシャクティがNWOの基地に提供したスクエアリウム島の防御を担う機動兵器。基本は無人で自律作戦行動を行えるが、NWOに貸与されるものは有人操縦が可能になる。代りに自律運動はできない。
マーズマンシリーズは21世紀後半に主に使われた兵器で、用いられている技術も21世紀後半のもの。ただし動力とコンピュータは更に後のものが利用されているようだが、これはセキュリティの問題を21世紀技術がクリア出来ないため、と思われる。

全高4.62M全幅4.00M全長4.37M、重量47t。
動力は不明。21世紀後半に開発される技術であろうと推測されるが、原理はそのままに更に後の技術で補填され効率化を図っているはず。外部からエネルギー兵器で無効化や爆発を引き起こす事も可能と思われるが、それに対するシールドは21世紀技術では実現できないので、ここにも後の時代の技術が用いられている。また制御用コンピュータもハッキング対策に26世紀の技術が用いられていると思われる。

移動能力は不明。リミッターが付いていて、全力での運用が禁止されている。一応地上走行で100キロオーバー、水中移動でも200キロオーバーは記録されているが、敵に合わせてリミッターが解除されるものと思われる。飛行能力は無い。

装甲はマーズマンSTと同じCNTラバー装甲。柔軟性があり強靱で運動エネルギー弾には極めて強い。またエネルギーを附加してエネルギー兵器の攻撃も防ぐ事が出来る。内部に防御フィールド発生装置が配置されていると思われるが、不明。とりあえす「ガストーニュ」の実弾兵器はすべて完璧に防いでみせる。ただし、21世紀技術では防御フィールドを実現するエネルギーが搭載出来る大きさでは十分に確保出来ないと考えられ、後の時代の技術で出力強化がされている。

武装は制限されており使用不能。故に21世紀技術を用いる火器が手持ち用として改造されて提供される。ただし「ガストーニュ」のような敏捷な兵器に対応出来る火器は製造が予定されていなかった為に、この回では苦戦する。一応25ミリ機関砲、105ミリ無反動砲、ロケットランチャー等がある。
カタログスペック上の搭載内蔵兵器は、レーザー砲と小口径ミサイル、スーパーピアシング弾使用の小口径銃、干渉波フィールドと呼ばれる未知の兵器、インパクトハンマーと呼ばれる近接格闘戦兵器も使用不能。メタルフォグと呼ばれる対ミサイル近接防御兵器も不可。

手足は要するに蛸足であるために、非常に器用でなんでも出来る。人間の手よりも器用なほどだ。これで掴まれると「ガストーニュ」は為す術なく捕われてしまう。しかも、極めて丈夫なので抵抗する敵をそのまま抑え込む事も可能。これは宇宙人を捕獲するのに最適と思われる。

じゅえる「これを、尻のおねえちゃんが動かすわけだ。」
まゆ子「ちなみに色は赤。タコの色です。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

inserted by FC2 system