喜味子「前回までのあらすじ。 ゲキロボの威力は絶大にして、対宇宙人戦闘では無敵の連勝を繰り広げる。 しかしながら、人の手に委ねられない機能が更に幾つも隠されていた。」 というわけで、サポートセンターに連絡している喜味子を、箱パックジュースを飲みながら4人は見つめ続ける。 喜味子「はいはい分かりました。 喜味子「単に過去未来に行くだけでなく、事象の改変や複数次元のジャンプ、時間の編集や希望する事象の発生までもコントロールできるんだよ。」 最初から分かっていたが、ゲキロボは神様級のパフォーマンスを持っている。宇宙人が地球に大挙して押し寄せるのも、これを求めての事なのだ。 喜味子「だが残念ながら時間へのアクセス機能はすべて凍結されている。理由は簡単、わたしたちが時間を制御するだけの脳味噌持って無いからだね。」 喜味子はここで口篭る。自分達にとって非常に嫌な話をしなければならないからだ。 喜味子「えー、というわけで、ゲキロボは時間関連の機能を封印されている。ということは、起きた事象を覆せないってことなんだな。 喜味子「うん。」 物辺優子の超能力電話は、どこか得体の知れない異次元の存在との会話だ。同じゲキロボパイロットでありながらも他の4人にはまるで理解出来ない怪しい会話を楽しげに行っている。 花憐「ひょっとしたらゲキロボはこのまま穴掘って埋めちゃった方がいいんじゃない?」 しかしながら、それなりに強力な宇宙人相手に戦闘をするのだから、万が一とか不意の事態はやはり有り得るのだ。 花憐「そうだ、ゲキロボだけ無人で遠隔操縦するってのはどう?」 |