英雄探偵ヱメコフ・マキアリイの華麗なる戦歴

160602開設

 

創始歴

6072年   突如ゥアム帝国が侵攻してきて、「砂糖戦争」勃発
         一度は本土への上陸を許すが、方台全土から結集した義勇兵の活躍により撃退に成功。ゥアム艦隊撤退する
         翌年再度艦隊が侵攻してくるが、洋上海戦により打撃を与えてかろうじて撃退に成功。戦争は終結した

 

6186年8月(暑月)8日   ヱメコフ・マキアリイ誕生(正確には出生地・両親は分かっていない)

6198年夏6月27日     「クワンパ」ことメィミタ・カリュォート誕生 出身地ベイスラ県ノゲ・ベイスラ市 父メィミタ・サダスン 母カラハナナ

 

         マキアリイ、18才までガンガランガにて養育される(養育親は不詳)
         武術格闘技「ヤキュ」の達人となる

 

6205年   マキアリイ選抜徴兵に合格 入隊  訓練地は南海イローエント海軍
         1年先輩のソグヴィタル・ヒィキタイタンと邂逅 友人となる

         クワンパの弟メィミタ・ファサナン誕生

   7月    「潜水艦事件」発生  最新兵器である新型潜水艦と謎の怪力線発生装置をめぐる国際謀略事件
           ゥアム帝国外交大使にして物理学博士の娘(タンガラム女性との間のハーフ)が謎の組織に誘拐される現場を、ヒィキタイタンとマキアリイが目撃
           阻止するも事件は急転直下大規模に拡大し、ついには最新兵器総登場の大事件に
           もちろん最後は若き正義の二人が勝つ (ヒィキタイタン20才、マキアリイ18才) 
         「潜水艦事件」が報道され、二人は一躍英雄となる

         タンガラム海軍は沿岸警備体制の不備を指摘され、大幅に組織変革を余儀なくされる イローエント海軍司令官、解任
         だが全ての責任を解任された司令官に押し付けて政府・国家総統が逃げに走ったと、陸海軍将兵が強く反発。
         三海軍すべてがサボタージュに突入する「海軍休日事件」発生
         国家総統引責辞任の憂き目に遭う

           以後沿岸警備に水上偵察機を大量に動員する空からの監視体制整備と、水上機からの雷撃による防衛作戦計画が主流となる
           巨砲艦隊派敗北 →後に「「潜水艦事件」10週年記念式典事件」へと発展
           (巨砲艦隊派とは、海外派遣軍の任務を正規の海軍が行う為に大型軍艦を配備して、敵国のタンガラム侵攻の意図をくじこうという勢力)

         引責辞任した総統に代わって、ヴィヴァ=ワン・ラムダ議員が18代国家総統に就任。直後の選挙において、かろうじて議席を守る
         ヴィヴァ=ワン総統、失墜した政府の威信回復の為に、ヒィキタイタンとマキアリイを「国家英雄」大々的に讃え人気取りの道具としてこき使う

6206年   東岸に軍政府の広報で連れてこられてヒィキタイタン、マキアリイの2人は高価なゥアム機械楽器の詐取事件に遭遇 後のタコ巫女「タルリスヴォケィヌ」と知り合う

         ヒィキタイタン兵役終了・除隊 首都ルルント・タンガラムの大学に入学
         軍に残るマキアリイは広報材料として方台全土を引っ張り回される

         最初の「潜水艦事件」映画『「南海の英雄若人 潜水艦大謀略を断つ』公開 爆発的大ヒット 

         マキアリイ、方台東岸にて武術の達人と対戦 見事な格闘戦技を披露して、再び英雄としての令名を上げる

6207年    マキアリイ兵役終了・除隊 警察局捜査官養成学校に入学 近場のイローエント県を希望したが首都近辺カプタニア県の学校に配属される
         やはり政府の広報材料として無賃で酷使される 軍ではなく政府の広報で

         百年来の超大型台風による災害で養成学校生も緊急出動   マキアリイ、用水路に落ちて流される幼女を救う(後に「みかん男爵」を名乗る駄菓子製造会社の令嬢)

         2番目の「潜水艦事件」映画、『国際謀略 潜水艦事件英雄凱歌』公開 大ヒット 有名スター俳優勢揃いの大作

6208年

         3番目の「潜水艦事件」映画、『ふたりの英雄 潜水艦事件秘録恋歌』公開 特に女性の間で大ヒット ヒロイン視点での「潜水艦事件」

6209年    マキアリイ卒業 警察局に捜査官として配属 勤務地は首都ルルント・タンガラム中央警察局
         警察広報材料としてこき使われる

          ヒィキタイタン大学卒業 在学中から政治活動を始めており、そのまま活動家となる

6210年    マキアリイ、任務中に摘発した犯罪組織の捜査により、同じ警察局捜査課内に内通者を発見逮捕
         だが同僚の逮捕という事態によりマキアリイ自身が部内で白眼視される事となる

         マキアリイ、僻地モバルタに左遷される 首都にはかなり近いので政府の広報活動には用いられる
         マキアリイ、モバルタ地元の富豪が現地行政府と癒着して数々の犯罪行為を隠蔽してきた事実を発見、告発 大スキャンダルに

         1番目の映画会社による映画、『南海の英雄ヒィキタイタンとマキアリイ 潜水艦事件完全録』公開 大ヒット  イローエント海軍協力で本物の兵器潜水艦登場

6211年    マキアリイ、警察局を依願退職(ほとんど諭旨免職であるが、もちろん非はマキアリイにはない)
         少年時代に養育されたガンガランガ県に移動

         マキアリイ、ヌケミンドル県ヌケミンドル市に拠点を移動
         「ハマヴィ映画興業社」を開設 自らを主役の一人とする「潜水艦事件」映画の関連グッズ販売を行う

         弱小ヤクザの親分と友誼を深める 娘との婚姻を勧められる
         弱小ヤクザ、大企業や政府と結託する大規模ヤクザにより権益を奪われる 圧倒的戦力差に一方的に敗北するのを見かねたマキアリイが介入
         マキアリイ、大規模ヤクザと結託する高級官僚やヌケミンドル市長の涜職を暴露、告発
         マキアリイ、私立刑事探偵となる

         弱小ヤクザの娘との結婚を娘自身が強硬に遂行しようとするので、ベイスラ県に逃走

         ヒィキタイタン、被選挙権を得て国会議員に立候補 トップ当選

 

         マキアリイ、大手刑事探偵事務所に仮採用 数日を経ずしてクビになる 勤務態度ではなく「英雄」としての虚名が逆に悪目立ちした為

         マキアリイ、ベイスラ県ノゲ・ベイスラ市に移動 網焼き屋の天井裏に下宿を借りて私立刑事探偵を開業 階段で寝る生活
         マキアリイ、カニ巫女見習い「ケバルナヤ」と遭遇 付きまとわれる

         「盗難国宝奪還事件」を解決 マキアリイが刑事探偵として活動した最初の事件
         マキアリイとケバルナヤ、「盗難国宝奪還事件」報道により全国的有名人となる

         「ヤクザ抗争事件」解決 大人数のヤクザ同士の抗争の最中にマキアリイ敢然と突入して3桁ばかりのヤクザを殴り飛ばす

         「60年前のクーデター時失踪者事件 真相解明依頼」解決 歴史的に意義のある事件であった為に再び全国的に二人の名は轟く
         ケバルナヤ、巫女としての優れた素質を世間に認められる

         「超兇悪殺人無罪事件」解決 数十人を殺害した超兇悪犯が脱獄して人質立て篭もり事件が発生、マキアリイを呼び出す要求をして犯人の申告による「一部の事件は無関与」を証明依頼
         超凶悪犯、マキアリイとの格闘で再逮捕され、刑死

         マキアリイ、ヤクザに地上げされている旧屋敷町の豪邸を護り、所有者である老婆から死後の管財人を任される
         老婆まもなく死去 マキアリイは住所をこちらに移すも、諸事情によりこの場所での刑事探偵業続行は無理と判断 網焼き屋屋根裏に戻る

         「ゲルタ毒煙事件」解決 ゲルタを焼く煙に毒ガスを混入させる大量殺人事件が発生 無臭の毒ガスに気付いたマキアリイが我が身を顧みずに中毒者を助けるが自身も負傷 病床にて推理してケバルナヤが犯人逮捕に至る

6212年    年またぎ新年 「豪華遊覧船大量虐殺未遂事件」解決 テロリスト組織「ミラーゲン」による非常に計画的な犯罪を未然に阻止 
         各界名士とは名ばかりの犯罪組織のトップばかりを招待し、一網打尽に大爆破で抹殺する計画
         ケバルナヤ、この事件の最中に遊覧船を故意に座礁させて莫大な損害を与える

  春3月   マキアリイ、鉄道高架橋下の事務所を開設
         ケバルナヤ、マキアリイの刑事探偵業への協力関係を解消 正規のカニ巫女へと昇格してカニ神殿に戻る
         自分の後任としてカニ巫女見習い「ザイリナ」を派遣 事務員とする

 

         ケバルナヤが活躍する『盗難国宝奪還事件』の映画が公開 『英雄探偵マキアリイ』モノの第一作
         マキアリイ、ソグヴィタル大学医学部副教授ウゴータ・ガロータと接触 自らが管理する豪邸を用いた「ニセ病院」を始動する

         「裸婦像毀損事件」解決 ザイリナ最初の事件 有名芸術家の最高傑作絵画「裸婦像」が焼損

         「スタジアム爆発事件」解決 テロ集団「ミラーゲン」の犯行 警察を翻弄する殺人予告状の挑戦 北方デュータム市に新築されたスタジアムが大爆発するも死傷者無し
         マキアリイ映画第2作『英雄探偵マキアリイ 実話・唸る鉄拳 侠(おとこ)百人殴り』公開超大ヒット 英雄探偵マキアリイの名を不動のものとする

         「華麗なる復讐者事件」解決 女性単独犯による猟奇連続殺人であった
            事件に関連して、犯罪組織で「ヤチャッタ」という毒婦の役をやらされていたメマ・テラミを解放。ニセ病院に住む事になる。

            グレていた中学生メイミタ・カリュォート、夏休みにカニ巫女に殴られて信仰に目覚める

         「怪盗タコ石事件」解決 遺跡地下に眠る財宝を求めて有名怪盗と邪悪な犯罪組織が争うもマキアリイが双方を逮捕 怪盗も逮捕するが巡邏軍の不手際で脱獄される 世にも稀なる救世主「ヤヤチャ」の遺物を発見

         「金塊強奪奪還事件」解決 政府金塊輸送列車が襲撃され隠された大量の金塊を犯罪者集団から取り返すのに成功 ベイスラ県会議員が裏で糸を引いていた

         「地方公共事業汚職事件」解決 ベイスラ・エイベント県にまたがる電源開発事業にまつわる地元反対民への横暴をマキアリイが排除 その過程で中央政府高級官僚の隠された陰謀を暴露

6213年    「軍部新兵器導入不正事件」解決 新型兵器導入にまつわる業者との癒着不正を追求していたヒィキタイタン国会議員が派遣した調査官が失踪 マキアリイに調査を依頼して巨大な悪を看破・摘発に成功
         ザイリナ、この事件の中核となる企業重役の令嬢が誘拐され最終的に鉄道線路に拘束され轢き殺されそうになるのを、線路転轍機を切り替えて脱線転覆させ救出する 大被害

            メイミタ・カリュォート、中学校を卒業してカニ神殿ベイスラ支部に巫女見習いとして入る 巫女名「クワンパ」をもらう

         マキアリイとザイリナ、連続3件の政府関係背任事件解決の功により、表彰される 首都ルルント・タンガラムにての大祝宴で二人は精神的疲労を積み重ねる
         ザイリナ、憂さ晴らしに極めてささいな「学校怪談」を独自に調査開始 だがとんでもない大事に発展→「闇御前事件」

         「闇御前」事件とは、タンガラム海外派遣軍の活動は海島権益を巡ってシンドラ・ゥアムとほとんど戦争状態であるのだが、これを外交・政治問題化せず
         議会に諮らずに活動資金を供給し続けて権益領域拡大を図る秘密政策となっており、その運営主体となる公然の秘密組織の指導者である「闇御前」によって引き起こされた数多の陰謀の集合体である。
         マキアリイは一連の捜査によって、この秘密組織が事もあろうに主権国家であるバシャラタン法国の未開領域に勝手に独立国を作ろうとする陰謀を発見する。
         またその下準備としてバシャラタンの有力政治僧に、タンガラムの特産品として美少女を食肉化した「吐蝋肉(トロ肉)」というものを贈与していた事も突き止める。「トロ肉」養殖場を摘発。
         「闇御前」は、この一連の事件の表の責任者となる女性所長の殺害を指示した容疑。殺害実行犯はマキアリイとの決闘の末に逮捕している。
            ヒィキタイタンの従姉で法衛視のチュダルム彩ルダムと知り合う。事件処理に協力してもらう。

         「闇御前事件」解決、とはいかない あまりにも大規模かつ根の深い政府全体に影響をおよぼす黒幕を、刑事事件にて逮捕状発行に成功 全容解明の為に国レベルでの特別調査委員会設置される 

         その直後、マキアリイの命を狙う刺客が連続して登場 マキアリイそのことごとくを斥け、暗殺命令が「闇御前」本人から発せられたものだとの確実な証拠を入手
         「闇御前」に計21件の「殺人教唆」による逮捕状発行 極めて確実明白な犯罪である為に有罪は確定と思われるが裁判自体が非常に難航を極める
            「闇御前」裁判の難航を予想して、決定的な証言を行い得る重要証人をチュダルム彩ルダムが確保して、ノゲ・ベイスラ市のマキアリイの元で匿う。

   9月   ザイリナ、1年半の任期を終えてマキアリイ事務所事務員を卒業 カニ神殿に戻る 思春期現象で髪が赤く変色し評判となる

         半年間、カニ神殿にてマキアリイ事務所への派遣要員を募るものの、誰も応じず
         『大空白時代]』と呼ばれる時期で、主に先輩の刑事探偵と共に事件解決に当たる

         某有名映画女優の息子が誘拐された事件を密かに解決 映画で「マキアリイ」役を演じるカゥリパー・メイフォル・グェヌ(”マキアリイ=グェンヌ”)氏の紹介による

         マキアリイ連続暗殺未遂事件を題材とした映画『英雄暗殺!』公開 超大ヒット

6214年

   春3月  ケバルナヤとザイリナが相談して、カニ巫女見習いシャヤユートを指名 マキアリイ事務所に派遣

         新人シャヤユートを主人公とするドキュメント映画『カニ巫女見習いの一日』が公開される

         「美装店誘拐事件」解決 美装店にて美女ばかりが誘拐され海外に奴隷として売り飛ばされる 外国人犯罪組織が関与 シャヤユート最初の事件にして本人が囮となる (洋服店、という単語はタンガラムには無いので、美装店と呼ぶ)

         「高額紙幣詐欺事件」解決 銀行から詐取された大量の高額紙幣をマキアリイが頭脳プレイによって奪還に成功 英雄探偵から名探偵へとクラスアップするはずであったが、さすがに最後は腕力で解決 シャヤユート役立たず

         「超広域連続殺人事件」解決 タンガラム方台全土にて、同じ要素を備えた殺人事件が連続で発生、同一犯による犯行と思われた しかし実際は同一犯に見せかけたそれぞれ理由有る殺人の集合体である 殺人ネットワーク

            タコ巫女「タルリスヴォケィヌ」 ゥアム帝国での音楽留学を優秀な成績で終了、帰国。2ヶ月後首都のソグヴィタル・ヒィキタイタンの実家に下宿する事となる

   6月   「古都甲冑乱殺事件」 
           マキアリイ知人の招待によって訪れた古都テキュにて催されるカーニバルの祝祭の人波の中に甲冑武者が乱入して殺戮をほしいままにする事件が連続して発生
           薬物中毒患者が何者かに暗示を掛けられての犯行 
           「火焔教」の魔法による犯行と思われるが、責任者の追求には失敗 末端実行者のみの逮捕に留まる
           この事件は一応の再発は阻止できたが、何時何処でまた同じ事件が起きないとも限らない 薬物中毒犯罪の根は深い

         「国際交流都市大爆破事件」解決 百島湾ゲルトアンティ島にて
           外国との国際交流の為に築かれた計画都市においてマキアリイが恩義を受けた政府重鎮が殺害される 警察の捜査がまったく進まないのでマキアリイが出馬
           テロ集団「ミラーゲン」の勢力が海外にまで伸び、外交使節団が刺客となったという衝撃の事実を解明 その直後計画都市自体が爆発炎上消滅
           あまりにも国際関係への影響が大きすぎる為に、この事件は報道されなかった

         「美装店誘拐事件」をモデルとした映画が公開 言わずもがなの大ヒット

         「秘密工場労働災害事件」 ヌケミンドル市にて 解決するも公的措置は無し 死亡事故被害者の遺留財産と弔慰金を強制回収 
         「シャヤユート最後の事件」解決 
           「ユージェン村連続怪奇殺人事件」が正式な名称 昔々に古墳を盗掘した犯罪者グループが互いに殺し合い財宝を独占した者がその土地で長者となった その家系での理不尽な連続殺人事件
           マキアリイとシャヤユートは依頼を受けたのではなく、飛び込みで事件の中に突入してしまった
           我が子をも無慈悲にも殺そうとする、あまりにも酷い結末で、シャヤユートは激怒 犯人を打擲して重傷を負わせてしまう
           このため、シャヤユートは巡邏軍に「傷害罪」で逮捕されてしまう

   12月  シャヤユート、「傷害罪」での起訴はされなかったが、カニ神殿にての謹慎処分が決定 マキアリイ事務所から引退となる

6215年
         3ヶ月空白 事務員無し  質屋の眼鏡女ネイミイが事務員代理をボランティアで務める
         ノゲ・ベイスラ市の百貨店新春初売りの売上金を強奪する現場に古本市に来たマキアリイがたまたま遭遇 単車で追跡して犯人逮捕 現金輸送車が谷底に落ちてマキアリイ一時安否不明となるも無事

    春3月 カニ巫女見習い「クワンパ」が第四の事務員として、マキアリイ刑事探偵事務所に就職
         「最初の事件」政治家秘書投身自殺の謎を探る 解決
           クワンパ、怪しげな茶で朦朧となる 火焔教の仕業
           クワンパ、グリン・サファメルが善意で開いた巫女寮に引っ越す

         「勲章事件」 事件化せず
            違法深夜託児所がヤクザの抗争に巻き込まれ火災となるが、マキアリイの活躍により32名全員救出

         「闇御前裁判」タンガラム最大の政商であり海外派遣軍の運営にも直接関与する「闇御前」バハンモン・ジゥタロウ86歳のベイスラでの再審が行われる
            裁判の円滑な進行にマキアリイも協力 非常に危険な任務で、「闇御前」を国家反逆罪による特別裁判に送り込む  女性法衛視チュダルム彩ルダム登場
            裁判で証人の影武者を務めた芸人「伸び縮みキャルファー」が誘拐され、奪還
            「闇御前」事件の映画化はあまりにも社会に与える影響が大きすぎると政府総統府より禁じられていたものが、解禁される

         「双子替え玉殺人事件」 殺人事件の裁判の証拠を再調査していたマキアリイは殺されたはずの女の生存を確認 帰路の特急列車にて犯人を緊急逮捕
            マキアリイ、謎の忍者暗殺集団4人組に襲われる 特に問題なく退ける
            海外派遣軍帰りの水上戦闘機パイロットでアユ・サユル湖上水軍航空隊ベイスラ支隊の訓練隊長となったメテヲン・ゥェケタ掌令正とその妻モガナと知り合う

         「サマアカちゃん誘拐事件」大企業の社長の孫の幼稚園児誘拐される マキアリイあまり活躍しない
             「みかん男爵」颯爽登場

         「サユールの怪物事件」 隣県サユールにて起きた「幽霊」騒動の調査を依頼され出張。40年前に起きた列車強盗で奪われた貿易金を発見した測量調査員が互いに奪い合い暗闘を繰り広げていた 
           貿易金が隠されていた黒甲枝の禁域を棲家とする巨大ナマケモノによる殺害事件が発生。マキアリイがチュダルム槍にて退治する 

         「「潜水艦事件」10週年記念式典襲撃事件」 10周年より1ヶ月前倒しして行われた式典において発生する数々の襲撃事件からヴィヴァ=ワン国家総統をヒィキタイタンと共に守る 
           当初「潜水艦事件」で罷免された元イローエント海軍統監が関与すると見られたが、死亡を確認。謎の海外組織『ネガラニカ』が浮上する 
           式典当日イローエント要塞上を模範飛行するマキアリイの飛行機に爆弾が仕掛けられるも、冷静な判断で回避に成功 
             マキアリイ、式典にて「広報特任掌令」に昇進する 

         マキアリイ、アユ・サユル湖上水軍航空隊ベイスラ支隊戦技訓練隊での訓練飛行を許可される 

         マキアリイ、ガンガランガに里帰りする 「名探偵総登場!」
         「ヱメコフ・マキアリイ爆殺未遂事件」 ヌケミンドル市の映画撮影所にて、CM撮影に飛び入り参加したマキアリイが大爆発

         『シャヤユート最後の事件』映画公開    同時上映『南海の英雄ヒィキタイタンとマキアリイ 潜水艦事件完全録』   クワンパ、友人と鑑賞に行く
         「古都甲冑乱殺事件」の映画も撮影進行中だが、こちらの作品の方がタイミング的にイケると、優先的に作られた 

         ニセ病院存続の重大な危機 「みかん男爵」大活躍 マキアリイ新聞からバッシングを受ける

         「潜水艦事件」のヒロインであるゥアム帝国外交大使の娘ユミネイト・トゥガ=レイ=セト、タンガラムに帰国
         「原始の焔」事件 全土で原子力物理学者が相次いで殺される事件 火焔教の関与 外国勢力の関与も疑われて政界に飛び火  「潜水艦事件」怪力線装置とも関係
           マキアリイ、ゥアム帝国から来た物の怪に取り憑かれ、巫女寮で憑き物払いの拷問を受ける 効果なし
           ユミネイト、しばらくノゲ・ベイスラ市の巫女寮に住む

         ユミネイト帰国がマスコミにバレ、ヒィキタイタンとの再会から恋愛疑惑「結婚か?」と大騒ぎになる

         国会議員選挙運動開始
         政界大混乱 「英雄と皇帝」と後に呼ばれる事件勃発
         テロリスト集団「ミラーゲン」壊滅!

         マキアリイ、「方台最強の殺し屋”八閃鬼”」に狙われ何度も命を危うくする
         クワンパ、マキアリイが乗っていた鉄道列車が橋から落ちて大爆発の報道を聞き、地面に跪いて神に無事を祈る姿を写真報道されて、「クワンパ伝説」のスタートとなる
         マキアリイ、自らの葬儀の場にひょっこりと無傷で現れる
         マキアリイ、暗殺者の残党に公衆・マスコミ取材陣の面前での死を賭けた決闘を強制される 結果、暗殺者は死に、マキアリイは決闘罪で逮捕される
         全国的に英雄探偵を救え運動盛り上がり、裁判所に抗議のデモ隊が連日押し寄せる 法的な問題でありマキアリイは有罪宣告されるが、総統特赦により釈放される

         八閃鬼の一人「蒼穹鬼」に撃墜された賃貸の水上練習機の現物弁済として、各地より寄せられた寄付金により「マキアリイ號」購入

         『古都甲冑乱殺事件』大作映画公開 世間の盛り上がりに乗って超大ヒット
         20年前に映画ドラマで大ヒットした『細腕頑固立志伝』の続編『細腕頑固英雄伝』放送開始 「鉄道轢死誘拐事件」のドラマ化 脚本コバ・ハナコ

6216年

         マキアリイ、決闘罪での収監から解放されて職務復帰

         「”綺羅星おじさん”連続殺人爆破事件」解決 しがない中年男性を美しく飾って腹中の時限爆弾で発破する怪事件。数年おきに反抗を繰り返していたが、マキアリイにより逮捕 
           美貌の中年時計職人でアイドル犯罪者となる
         「マキアリイ大暴闘事件」 美少女探偵として知られるセラファン・マァムと弟のトマトくんが、東岸で行われた武術トーナメントで危機に陥る 
           「シャヤユート最後の事件」で登場した人体強化薬剤が流用され、欲望を抑える意思の力が減退した結果、出場有力選手百人以上が挙ってマキアリイに挑戦するという異常事態に
           原因は仕出し弁当に仕込まれた薬剤で、マキアリイの分を食べたマァムまでもが戦いたがる トマトくん大活躍
         「クワンパ狙撃事件」 西岸百島湾の孤島におびき出されたマキアリイとクワンパは狙撃兵に狙われ、クワンパ銃弾を受けて重傷 犯人は簡単に逮捕したが、天候不良の為1週間も足止めされた
           クワンパ、負傷療養の為に一時実家に戻る

         『第七協和国 破聞』映画公開 巫女ケバルナヤ時の事件 世界的に高名な芸術監督ボンガヌ・キレアルスが制作監督 各国の映画賞を総なめした
         『闇御前事件』『「潜水艦事件」十周年記念殺人事件』『英雄と皇帝』映画順次公開 マキアリイ映画ラッシュ状態 クワンパ、ヒロインになる
           『「潜水艦事件」十周年記念殺人事件』『英雄と皇帝』はヒィキタイタンとマキアリイ共演となる為に優先的に製作された
           3作で主演マキアリイ役を務めた俳優カゥリパー・メイフォル・グェヌ、過労で倒れる

         ソグヴィタル・ヒィキタイタン結婚 国家総統肝いりの大祝賀披露宴開かれる お相手はユミネイト「潜水艦事件」のヒロインで「原始の焔」事件で方台に帰国したゥアム帝国大使とタンガラム女性のハーフ
            ヒィキタイタンの結婚は女性ファンが大反対する問題であったが、この人選に関しては納得せざるを得なかった

     8月 マキアリイ、30才になる   質屋の眼鏡女ネイミイ、結婚する(もちろん相手はマキアリイではない)

     9月 クワンパ、1年半の任期を終えてマキアリイ事務所を円満退職 実家に戻りカニ巫女にはならなかった

         クワンパ誘拐されるも、マキアリイにより救出
         以後クワンパの身の安全を図る為に女性法衛視チュダルム彩ルダムが手配して、身分を偽り別人として生きる事となる
         クワンパ、方台東岸の街で外国語の勉強を始める

         第五の巫女事務員「ポラパァーラ」登場! 方台東岸から来たお金持ちのお嬢様で、マキアリイと結婚する為に来たと公言!
         ポラパァーラの地元である方台東岸はマキアリイには縁の薄い土地であったが、この時期しばしば東岸で起きる事件を解決 伝奇ロマン的活躍多し
           なお当時正体を隠して東岸で外国語を勉強していたクワンパが、否応なしにマキアリイとポラバァーラの事件に付き合わされる事となる

         『英雄暗殺Ⅱ 八閃鬼の終劇』映画公開 主役はクワンパ
             この映画は、これまで英雄マキアリイの活躍を見守るしか無かった民衆が初めて主体的に英雄の力になろうと立ち上がる画期的な事件を描いたとして、名作とする(クワンパ評)
         クワンパ、チュダルム彩ルダムの要請に従い、東岸に巣食う密貿易組織摘発作戦に従事する マキアリイの関与なし
         クワンパ、外務省からの要請でバシャラタン法国への工作員としての任務を受ける タンガラムの派遣する外交官の「妻」として  極秘任務であり、以後彼女は消息不明扱いとなる

         国家総統ヴィヴァ=ワン・ラムダは四カ国史上初の国家元首による親善訪問を敢行する。行き先はゥアム帝国
         嫁がゥアム神族大使の娘であるヒィキタイタン議員も当然に随行したが、ついでに英雄探偵マキアリイとポラパァーラも招待される 
         当時マキアリイ映画はゥアム帝国にも輸出され大衆の間で大人気となっていた。ヴィヴァ=ワン総裁のお土産という事になる 
         だが当然にマキアリイは国際謀略に遭遇し、秘密組織「ネガラニカ」と接触する。これもまた総統の思惑であった 

         この訪問の最中、とある街を訪れたヴィヴァ=ワン一行は正体不明の蛮族千名以上の襲撃を受ける。
         マキアリイ、ヒィキタイタン、ポラパァーラ他数名の戦闘員が殿を務め、総統を安全に離脱させる事に成功
         負傷者続出で、負傷したポラヴァーラをヒィキタイタンに託してマキアリイ一人が残って撤退を支援するも、行方不明に
         ヒィキタイタン、ポラヴァーラも一時不明となるが無事総統一行と合流
         安否が気遣われたマキアリイだが、総統一行がゥアム帝国を離れた1ヶ月後に現地漁師の小舟でタンガラム軍艦に合流、帰還した

         マキアリイ、ゥアム帝国において「神族」の称号を得る。この詳細についてはまったく語らないのが現地の神族の風習であり、マキアリイもほとんど説明しなかった 

         ヒィキタイタンとユミネイト夫妻の間に第一子誕生

         マキアリイ、ヒィキタイタン、ポラヴァーラはゥアム帝国訪問での功績を表彰される。マキアリイ中剣令の位を得て中掌令になる
         国会議員選挙に伴いヴィヴァ=ワン・ラムダ総統辞任。「潜水艦事件」から続く政治的激動時代が終わり、新たなるステージに
         ポラヴァーラ事務員引退。故郷の東岸に帰る

 

         第六の巫女事務員ヤャラアタ登場  マキアリイ刑事探偵事務所に新人刑事探偵が就職 「英雄の弟子」と呼ばれる
         「運命の子」事件 ヤャラアタ本人の出生にまつわる一連の謎を解く内に、歴史に隠された惨劇が明らかになる
           ヤャラアタは「潜水艦事件」の隠された真相において、被害者であり孤児となった。またその身体には大きな秘密が隠されており、この度それが明らかになる
           この秘密を巡っての苛烈な争奪戦が裏世界において繰り広げられるのを、マキアリイが解決する
         鉄道高架橋下事務所大爆破 移転を余儀なくされる  

         ヱメコフ・マキアリイの指摘により、巡航潜水艦でなら行くことが叶う未発見方台「ワンガルムー」への航路が発見され、世界中が驚愕する
         (マキアリイ不在がちで謎が多い期間とされる)→一説によれば、海外で活躍していたのではないか?

         双子の巫女事務員シスメィ&カトラマヤ 登場  心機一転新しい事務所を開設   マキアリイ、パパ扱いされる(カニ巫女とトカゲ巫女の双子)
         弟子探偵はそのまま残留  
         マキアリイ、古代ゲルタの通信販売によって一躍実業家として成功、資金的問題がほぼ解消される 「英雄社長」時代

         (この時期、「英雄探偵マキアリイ」シリーズ低調  英雄探偵時代は終わった!などと陰口を叩かれる) 
         (マキアリイの活躍の結果、中央政界からあらかた悪が根こそぎ排除されたため、と分析される) 

 

         マキアリイ、イローエントを拠点とする刑事探偵の盟友が外国人犯罪組織により殺害された報を聞き、ノゲ・ベイスラの事務所を引き払いイローエントに移転 「英雄の帰還」と報道される
         以後、凶悪犯罪組織と血で血を洗う抗争の連続となるも、マキアリイ大勝利  だが彼の協力者にも犠牲が非常に多かった

         現地イローエントのカニ巫女(正巫女)「シクゥヴァル」が協力者となる  別名「拳銃巫女」
         「第八の巫女」だが年齢が高く、事実上はマキアリイの妻ではないかと疑われる  激戦の中、彼女は死ななかった 

         本物の邪悪との壮絶な死闘を繰り広げるマキアリイが連日報道されて、再び世間の注目が英雄探偵に集まる
         ドラマではなく報道で、世間は応援する事となる
         なおゲルタ通販会社はイローエントに来る前に知人に売って、活動資金は自腹で賄っている ノゲ・ベイスラ市の刑事探偵事務所は弟子と先輩のカオ・ガラク氏に託し後方基地となった

         海底墨蝋層(パラフィン)採掘開始 非常に膨大なパラフィンの地層を深海底で発見し、エネルギー資源として用いる事となる

6226年   マキアリイ40才、ゥアム帝国行きの豪華客船上から失踪 タンガラム政府は死亡宣告を出すものの、国民納得せず
         マキアリイの遺産を整理した結果、ゲルタ通販会社で儲けたはずの資産はほぼ空であると判明
           イローエントでの犯罪勢力との死闘に私財を使い果たし、ほんとうにゲルタを買う程度にしか残っていなかったと世間は知り改めて涙する

         同年 クワンパの弟メィミタ・ファサナンの第一子女シトラァート誕生 

         ヒィキタイタン、マキアリイが生前最後に手掛けていた南部イローエントの外国人凶悪犯罪組織壊滅運動を引き継ぐ為に、治安特務大臣に就任
         多くの人がマキアリイの遺志を継いで、タンガラム全国での犯罪組織一掃運動に従事する

         映画「英雄探偵マキアリイ 血風南海仕置」シリーズ制作開始 イローエント時代の活躍を描く

         ヒィキタイタン、タンガラム民衆協和国52代総統に就任 さらに権力を強化する為に総統臣領(大統領と総理大臣兼任 軍権と予算の双方を掌握)へと就任する
         「方台治安正常化運動」通称「マキアリイ作戦」により組織犯罪の一掃に成功 「英雄探偵の最終勝利」と呼ばれる

         カニ神殿、むやみに人を叩かないように規律が変更される 伝統を曲げるものだと反対も根強かったが、新しい方台には新しい流儀で、ということになった

         映画「英雄探偵マキアリイ 血風南海仕置」シリーズ最終章完結 マキアリイ役の俳優カゥリパー・メイフォル・グェヌ(”マキアリイ”グェンヌ)氏、マキアリイ役を卒業
         コメディ映画「英雄社長」シリーズ制作開始 マキアリイのノゲ・ベイスラ市での最後の1年を描く
         「クワンパ伝説」が大流行 女学生を中心に熱狂的な信者が出現
         海外にもマキアリイ映画・ドラマは輸出され大人気となる

         商業用原子炉第一号始動 エネルギー不足問題の切り札となる トリウム原子炉使用
         原子炉電力を使ってメタノール生成、さらに再合成して内燃機関用燃料生成する産業が発展 陸上モータリゼーションが急速に発展する 航空産業も大きく発展する

         ゥアム帝国・シンドラ連合王国・バシャラタン法国への無着陸航空路開設 それまでは大型飛行艇を用いた不安定な航路であった
         有人方台の異国が次々と発見され、国際体制が大きく発展する

         ゥアム帝国、宇宙ロケット打ち上げ、初めての人工衛星成功 惑星地理全図が初めて明らかにされる

         タンガラム国内において蒸気機関車の商業運用終了

         家庭用テレビ普及 電力供給の不安が解消され大電力の家庭での使用が解禁された為に、家電製品の普及が大きく進む
         家庭用コンピュータ第一号発売 主にゲーム機として使われる
         民間用車載電話発売 だが携帯電話にはなかなかならない

6245年    映画『「南海の英雄若人 潜水艦大謀略を断つ』マキアリイ役であり、『英雄探偵マキアリイ』シリーズでも主役を務めた人気俳優カゥリパー・メイフォル・グェヌ(”マキアリイ"グェンヌ)氏、逝去
           英雄探偵時代の終焉と言われる 

 

6263年    ヒィキタイタン政界引退 同年回顧録『今一度あの日を語ろう』出版、ヒィキタイタンとマキアリイの英雄譚が再び脚光を浴びる

6265年    テレビドラマ『罰市偵 ~英雄とカニ巫女』製作開始 『今一度あの日を語ろう』に準拠する  監督パチヤー・マユータ女史

6266年    『罰市偵 ~英雄とカニ巫女』放映開始

6267年    ソグヴィタル・ヒィキタイタン逝去

         タンガラム民衆協和国政府、勲章「正義英雄大章」を制定 通称「マキアリイ章」 治安や法正義に関する方面で特筆すべき活躍を見せた者に贈られる ソグヴィタル・ヒィキタイタンに追贈

 

         宇宙人「ぴるまるれれこ」襲来 

 

 

 

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